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水の歴史館 幻の音風景 水琴窟(すいきんくつ) 7.西条市内にある水琴窟

ページID:0070310 更新日:2015年1月15日更新 印刷ページ表示

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幻の音風景 水琴窟(すいきんくつ)

7.西条市内にある水琴窟

 西条市でも水琴窟を造られたり、修理されたりしたと聞いていますが、差し支えなければ教えていただけますか。また、西条市内にある水琴窟についても教えてください。

【中村氏】 西条市では、極楽寺の水琴窟の新設と修理、最近では平成21年に西条市新市の「悠遊社 みんなの家 行って民家」の玄関先に水琴窟を造らせていただきました。
 このほかにも、私が西条市内で確認している水琴窟は、愛媛県立西条農業高等学校造園科の生徒が造ったものがあります。
 また、氷見には2カ所古い水琴窟があります。古い旧家の水琴窟は江戸時代に造られたと思われるものです。越智邸には日本を代表する昭和初期の作庭家(さくていか)の重森三玲(みれい)(注1)が造ったという日本庭園(枯山水庭園)と水琴窟がありますが、どちらも現在は音が聞けない状態になっています。

愛媛県立西条農業高等学校の水琴窟
愛媛県立西条農業高等学校の水琴窟
愛媛県西条市氷見 越智邸 水琴窟と日本庭園
愛媛県西条市氷見 越智邸
水琴窟(手前左)と日本庭園(奥)
 

(注1)重森三玲(みれい)

重森三玲(本名は重森計夫、1896年-1975年)は、昭和初期の日本を代表する作庭家であり、日本庭園史の研究家です。設計した庭園および茶室は、社寺、住宅、ホテルなど約300を数え、代表作に京都・松尾大社庭園があります。主な著作は『日本庭園史図鑑全26巻』、『日本庭園史大系全35巻』などがあります。

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