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水の歴史館 幻の音風景 水琴窟(すいきんくつ) 6.水琴窟製作の工程と製作にあたって

ページID:0070309 更新日:2015年1月15日更新 印刷ページ表示

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幻の音風景 水琴窟(すいきんくつ)

6.水琴窟製作の工程と製作にあたって

 水琴窟の完成までにはどんな工程があって、どんなところに気を使っていますか。

【中村氏】 最初には甕に水門の穴を開ける作業がありますが、腰を据えてゆっくりと時間をかけて、少しずつ開けていくことが大切です。絶対にあせっては駄目です。
 音づくりをして、夜静かになってから試験をします。甕を高い所へ水平に置いて、上から水を注ぎ込みます。甕の内側の天井に水をどういうふうに張って、それがどう落ちていくか、リズムも大切です。穴から直接落ちる音、2mm~3cm離れた所へどう持っていって、大きな滴と小さな滴をどこからどう落とすか、自分で見極めないといけません。
 水門造りができたら、地上に穴を掘り、甕を据えて甕の周りに栗石(ぐりいし)を積み上げながら、「いい響き出てくれー」と祈るような気持で何度も音の確認をします。音づくりができたら甕の上部にモルタルを敷いて水琴窟が完成します。

中村氏の写真

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