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水の歴史館 加茂川と地下水の相関関係

ページID:0070215 更新日:2015年1月15日更新 印刷ページ表示

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加茂川と地下水の相関関係

 西条市地下水資源調査解析業務(平成8年~平成12年)によると、西条平野地下水の約86%が加茂川から涵養(かんよう)されています。また加茂川流量と平野部地下水位との関係は、過去数多くの調査でその相関が確認されています。また、主な涵養エリアは武丈堰~JR鉄橋付近で、西条工水取水堰と神戸橘土地改良区取水堰の間にある長瀬地点流量は、西条平野の地下水収支を推し測る重要な流量とされ、永年観測されてきました。図は1998年と2005年の長瀬地点流量と地下水位(神拝小学校)との関係を示したものです。非灌漑(かんがい)期では長瀬流量が4m3/sを切ると地下水位は下がり始め、灌漑(かんがい)期では、灌漑用取水の為、6~7m3/s付近を境として下がり始めます。つまり、加茂川涵養エリアで流量が4m3/sを確保できないと、流域地下水位は下がり始め、長期にわたると自噴も止まり、ポンプアップによる生活用水にも支障が出る事態となります。

■長瀬地点流量と地下水位(神拝小学校)の関係

2005年渇水年灌漑期
渇水年灌漑期

2005年渇水年非灌漑期
渇水年非灌漑期

1998年渇水年灌漑期
渇水年灌漑期

1998年渇水年非灌漑期
渇水年非灌漑期

2003年平水年灌漑期
平水年灌漑期

2003年平水年非灌漑期
平水年非灌漑期

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