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| 中村さんが水琴窟を造るようになったきっかけを教えてください。 【中村洞水氏】 昭和59年頃だったと思います。名古屋で水琴窟を研究している「日本の音研究所」の活動がテレビで放映され、水琴窟の音を2、3音聞いたときに、「あれが水の音、あんな素敵な音がするの」とびっくりしました。それで「自分も水琴窟が造ってみたい」と思ったのがきっかけです。 |  | 
| 中村さんをそんなに“虜”にした水琴窟にはどんな魅力があったのですか。 【中村氏】 滴が奏でる音にはいろんな音がありますが、水琴窟の滴の音は心を洗われるような音です。水琴窟の魅力は「宇宙の中から響いてくるような神秘的な響き」、「綺麗な音」などという簡単な表現では言い表せない音が魅力でした。 |  蹲踞(手前)と水琴窟(奥) |