■はじめに
昨今、地球温暖化が叫ばれ、地球的規模で「水の危機」が叫ばれていますが、「水の都西条」といえども例外ではありません。水は人間にとって不可欠ですが、「限りある資源」です。
蛇口をひねれば「ジャー」という便利な時代になり、それがあたりまえになっています。
水の使用がここまで便利になったのは、匠(たくみ)の技を持った井戸掘り職人や、ポンプエンジニアなどのたゆまぬ創意工夫と努力があったからではないでしょうか。そこで、井戸や井戸掘りの技術がどう変遷したかを紹介します。
西条の「うちぬき」の水文化を守り、後世に伝えていくために少しだけ立ち止まって、水や井戸のことについて考えてみませんか。