ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 水の歴史館 > 水の歴史館 幻の音風景 水琴窟(すいきんくつ) はじめに

本文

水の歴史館 幻の音風景 水琴窟(すいきんくつ) はじめに

ページID:0070303 更新日:2015年1月15日更新 印刷ページ表示

ライン

幻の音風景 水琴窟(すいきんくつ)

はじめに

水琴窟のルーツを探ると、江戸時代の文化・文政(1804-1830)の頃までさかのぼることができます。庭園に手水鉢(ちょうずばち)(注1)が盛んに造られた頃、庭園施設として取り扱われた水琴窟は、大正末期まで見られていましたが、いつの間にか姿を消し、その存在は忘れられていました。その水琴窟が昭和59年頃、新聞やテレビ等で「幻の水琴窟の発見」と大きく報道され話題となり、各地で復元・保存運動が起こり、また新たに造られるようにもなってきましたが、まだまだ多くの人に知られてないのが現状です。
 江戸時代、日本庭園の庭師によって考案されたという水琴窟は、日本庭園最高の技法のひとつで、庭師の秘伝として江戸時代から現代に伝承されています。
 ここ西条市にもいくつかの水琴窟が現存しており、今日は西条市大保木の極楽寺にお伺いしました。

極楽寺 三帰庵(さんきあん)の蹲踞(つくばい)の中にある水琴窟
極楽寺 三帰庵(さんきあん)の蹲踞(つくばい)の中にある水琴窟

水琴窟について極楽寺の神野顕彰氏と、松山市の水琴窟師中村洞水(どうすい)氏のお二人からお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。

(注1)手水鉢(ちょうずばち)
水鉢(みずばち)のことで、茶事の時に席入りする前に客人はここから柄杓一杯の水をとり、手を洗うことによって身を清めるものです。

前のページへ次のページへライン