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日本には、恵まれた豊かな天然の水を地下から直接汲み上げて、生活用水や農業用水等として利用している地域があります。西条市もこういった地域の1つです。この水を「安全・安心でおいしい地下水(以下「環境水」)」と呼び、その保全と利用促進に向けて情報交換と実践を推進する場として、平成21年からサミットが開催されています。
第4回目となる今年は、北海道から東川町、福島県から川内村、古殿町、小野町が参加して、平成25年11月10日(日曜日)、西条市で開催されました。
基調講演、事例発表のあと、市長村長サミットが行われ、最後に「2013年 安全・安心でおいしい地下水サミット宣言」が採択されました。
主催者を代表してあいさつを述べる西条市長 |
早稲田大学教授 鳥越皓之先生による基調講演
「あたらしい時代の地下水利用の魅力」
日本人の価値観を大きく変えた東日本大震災等、時代が大きく変化している今、地下水保全は利用する地元のためだけではなく近隣自治体のことも考える段階にきていることを指摘。「国よりも市町村が先頭を走っているこの時代、この団体はまさに先頭を走っており、西条市はとても大きな役割を果たしている。期待している。」と講演していただきました。
西条自然学校 山本貴仁理事長による事例発表
「西条の泉とその形態」
うちぬきで有名な西条の中で、地下水が自然の状態で湧き出た泉もたくさん存在することに着目。かつては生活と密接に結びついていた泉の中には忘れ去られそうになっているものも多いが、農業遺産として価値のあるものや希少種が依存できる場所として重要なものも多いことを報告し、「泉の保全は地域環境の保全にもつながり、土地改良区や小学校と連携しての調査や報告も有効な方法である」と発表していただきました。
市町村長サミット
北海道東川町、福島県小野町、古殿町、川内村、西条市が参加し、各市町村の紹介、地下水利用の実態を紹介した後、地下水利用の課題や問題点、水質に関する問題点などが報告されました。
最後に、次回開催予定地 福島県古殿町長が「2013年 安全・安心でおいしい地下水サミット宣言」を発表し採択されました。
安全・安心でおいしい地下水連絡協議会 事務局
西条市役所 市民環境部 環境衛生課 環境係
電話:0897-52-1382