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西条市のカブトガニ
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カブトガニは二億年以上も前から、その形を変えないまま、
現在まで生き続けていることから「生きている化石」といわれます。
我が国では瀬戸内海沿岸から九州北部の沿岸にかけて、
数多くのカブトガニが生息していました。
西条市の東予地区海岸一帯も、
海は豊かで多くの魚や貝と共に「カブトガニ天国」といわれ、
1949年、カブトガニの繁殖地として、県の天然記念物に指定されました。
しかし、高度経済成長期の海岸の埋め立てや、海水の汚染などの影響によって、
他の生息地と同じように、その数もめっきり減ってしまい、
絶滅寸前になってしまいました。
カブトガニがすめないところには、他の生物もすむことができません。
カブトガニを守ることは、魚や貝などの漁場や自然環境を守ることであり、
私たち人間を守ることにつながります。
幸い、河原津海岸は
「水質には問題なく、放流すれば復活する可能性は高い」と
大学の研究者が期待する海岸であり、
幼生放流、海岸清掃、カブトガニ教室の開催など、
行政・カブトガニを守る会・市民・学校が一体となって
保護活動に取り組んでいます。
近年、5~10齢の成長した幼生が
毎年発見され、カブトガニ幼生放流の成果が現れています。
西条市は市民の財産として、これからもカブトガニと自然の保護活動をすすめていきます。
参考文献 「カブトガニ・生きている化石」篠原伴次
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西条市立東予郷土館
電話:0898-65-4797 ファクス:0898-65-5815
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