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和紙ができるまで

ページID:0063139 更新日:2020年4月20日更新 印刷ページ表示

現況 頑張る職人さん 体験 和紙ができるまで 語句集 

(1)原料

原料

和紙の原料には木の皮を使います。「楮(こうぞ)」「三椏(みつまた)」という木を原料にしています。

右下の写真は、三椏の花です。

(2)煮る

煮る

原料の木の皮を乾燥させたのち、大きな釜で煮ます。草木の灰と一緒に煮ると繊維が柔らかくなります。

(3)晒し

晒し

2日くらい真水に晒し、煮汁を抜きます。その後、洗剤で洗い、真水ですすぎます。

(4)漂白

漂白

漂白剤で木の皮の繊維を白くします。その後、繊維を粉々にします。

(5)手漉き

手漉き

粉々にした原料を「すけた」と呼ばれる道具で1枚づつ漉きます。

職人の技術が発揮される工程です。

(6)脱水

脱水

漉いた紙を重ね、昔ながらの道具で均一に力を加えゆっくりと脱水します。

(7)加工

加工

刷毛で気泡を抜きながら、手早く3枚の紙を貼り付けます。

右写真のような「しぼ」とよばれる凹凸が美しい加工を施した紙は「檀紙(だんし)」と呼ばれる高級品です。

(8)乾燥

乾燥

加工した紙を乾燥させます。

「檀紙」は上の写真のように加工を保つために室内で干します。

(9)裁断

裁断

紙を規定の大きさに切り、製品になります。

紙を切る包丁は、使い始めは右下写真の上のようですが、使い続けると刃が小さくなります。


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