ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > くらしの情報 > 子育て > 子育て支援事業 > 体罰等によらない子育てのために
現在地 トップページ > 分類でさがす > くらしの情報 > ライフステージ・テーマ > 子育て・教育 > 体罰等によらない子育てのために

本文

体罰等によらない子育てのために

ページID:0063603 更新日:2022年4月4日更新 印刷ページ表示
体罰等によらない子育てのために

 

令和2年4月から子どもへの体罰が、児童福祉法で禁止されました。

これは子育てを社会全体で応援・サポートし、体罰等によらない子育てを社会全体で推進することを目的としたものです。

しつけと体罰工夫のポイント
いろいろな人の力と共に通告
 

しつけと体罰は何が違うのか

しつけと体罰

 しつけと体罰

こんなことをしていませんか。

これらは全て体罰です

・言葉で3回注意したが、言うことを聞かないので頬を叩いた。

・大切なものにいたずらをしたので、長時間正座をさせた。

・友だちを殴ってケガをさせたので、同じように子どもを殴った。

・他人のものを取ったので、お尻を叩いた。

・宿題をしなかったので、夕ご飯を与えなかった。

・掃除をしないので、雑巾を顔に押し付けた。

親がしつけのためだと思っても、身体に、何らかの苦痛を引き起こし、または不快感を意図的にもたらす行為(罰)である場合は、どんなに軽いものであっても体罰に該当し、法律で禁止されています。

 

ただし、以下のような、罰を与えることを目的としない子どもを保護するための行為や、第三者に被害を及ぼすような行為を静止する行為等は、体罰に該当しません。

(例)

・道に飛び出しそうな子どもの手をつかむ。

・他の子どもに暴力を振るうのを制止する。 など

 

しつけとは

しつけとは、子どもの人格や才能等を伸ばし、社会において自律した生活を送れるようにすること等の目的から、子どもをサポートして社会性を育む行為です。子どもにしつけをするときには、子どもの発達しつつある能力に合う方法で行う必要があり、体罰で押さえつけるしつけは、この目的に合うものではなく、許されません。

 

虐待の定義

しつけといいながら感情を爆発させる、子どもを力で押さえつけようとする恐れがあるならば、これはしつけではなく虐待です。

 

身体的虐待

・殴る、蹴る、叩く、投げ飛ばす、やけどを負わせる、骨折させる などの行為

・溺れさせる、異物を飲ませる、外へ締め出す などの行為

・意図的に病気にさせる       など

 

性的虐待

・子どもへの性交、性的行為

・子どもの性器を触るまたは子どもに性器を触らせる

・子どもに性器や、性交を見せる

・子どもをポルノグラフィーの被写体にする      など

 

ネグレクト

・食べ物や飲み物を与えない

・ひどく不衛生なままにする

・家に閉じ込める、子どもの意思に反して学校などに登校させない

・車に放置する

・重病になっても医師に見せない

・第三者が虐待などの行為を行っているのにもかかわらず、それを放置する    など

 

心理的虐待

・言葉による脅かし、脅迫 「生まなければよかった」「ダメな子」

・子どもを無視したり、拒否的な態度を示すことなど

・きょうだい間での差別的扱い

・子どもの目の前で家族に対して暴力や暴言をふるう(DV)

・子どもの目の前で夫婦喧嘩をする     など

 

なぜ体罰をしてはいけないのか

体罰が子どもに与える悪影響

体罰等が子どもの成長・発達に悪影響を与えることは科学的にも明らかになっており、体罰等が繰り返されると、心身にさまざまな悪影響が生じる可能性があることが報告されています。

親から体罰を受けていた子どもは、全く受けていなかった子どもに比べ、以下のような行動問題のリスクが高まります。

 
体罰によってリスクが高くなる行動問題
・落ち着いて話を聞けない ・約束を守れない ・一つのことに集中できない
・我慢ができない ・感情をうまく表せない ・集団で行動できない

その後の適切な関わりや周囲の人々の支援により、悪影響を回復し、あるいは課題を乗り越えて成長することも報告されています。社会全体で子どもが安心できる環境を整え、早期に必要なケアを行うことが重要といえます。

今から

具体的な工夫のポイント

体罰等はよくないと分かっていてもいろいろな状況や理由によって、それが難しいと感じられることもあります。

一方で、安心感や信頼感、温かな関係が心地よいのは、子どもも大人も同じです。

しかし、体罰等によらない子育ては子どもをわがまま放題にさせることではありません。具体的な工夫のポイントとして、子どもとの関わり方の一例を紹介します。

工夫のポイント
体罰等によらない子育てのための工夫のポイント [PDFファイル/669KB]

保護者自身の工夫のポイント

時間や心に余裕のない時は、イライラを上手く逃しましょう。時には保護者自身が休むことも、大切です。

 
こんなクールダウンが効果的です
・深呼吸をする ・ゆっくりと5秒数える ・トイレに行くなど少し離れる ・窓を開けて風にあたる
・手や顔を洗う ・お皿を洗う ・鏡を見る ・好きな音楽をかける

クールダウン

 

パンフレット
【パンフレット】体罰等によらない子育てを広げよう(厚生労働省)

 

いろいろな人の力と共に

体罰等をしてしまう背景

子育てを担うことは、大変なことです。子どもに腹が立ったり、イライラしたりすることは、子育て中の保護者の多くが経験するものです。体罰等をしてしまう保護者も、例えば次のようなさまざまな思いや悩みを抱えてるかもしれません。

 

子どもの年齢や特性などに関わること

・一生懸命子どもに向き合っているのにいつまでも泣き止まない

・言葉で何回言っても言うことを聞かない、動いてくれない

・年齢に応じた発達・行動が見られない    など

 

保護者の心配事や負担感、孤独感などに関わること

・自分の仕事や介護、家族関係などでストレスが溜まっている

・周囲に相談したり頼んだりできる人がいない

・小さい子どもが複数いるが、周囲からのサポートが得られない   など

 

保護者のこれまでの体験や周囲の言動などに関わること

・自分自身もそうやって育ってきた

・愛情があれば叩いても理解してくれると言われてきた

・子どもが言うことを聞かないのは、親が甘いからだと言われた   など

どうして

人の力を借りる

子育てを頑張るのはとても大変なことです。子どもと関わる中で、いろいろな工夫をしても上手くいかないときは、周囲の力を借りることも必要です。子育ての大変さを保護者だけで抱えるのではなく、少しでも困ったことがあれば、周囲の親族や地域住民、市役所などの相談窓口へご連絡ください。

西条市役所には、子育て支援課や保健センター、子育て支援センターなど、相談内容に合ったさまざまな相談窓口があり、総合的な窓口としてすくすくナビゲーターもいます。

相談窓口

 

Adobe Reader
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

おすすめイベント