本文
プレコンセプションケア
プレコンセプションケア(Preconception care)とは
将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うことです。女性やカップルがより健康になること、さらに女性や将来の家族がより健康な生活を送れることをめざします。
女性だけでなく、男女問わず知ってほしい言葉『プレコン』。『プレコン』は、妊娠を計画している女性だけではなく、すべての女性に当てはまる大切なケアです。自分自身の健康について見つめ直し、健康な生活習慣を身につけることで、より素敵な人生をおくれるでしょう。
できることから始めてみましょう。
下記の画像をクリックしてみてください。
今の自分を知ろう
まずはチェック!
当てはまる項目を1つでも増やしていきましょう。
引用)国立育成医療研究センター プレコンチェックシート【外部リンク】
【男性用】 【女性用】
適正体重を知ろう
適正体重(標準体重)とはBMI(Body Mass Index)が18.5以上、25未満となる体重です。
BMI=体重(kg)÷{ 身長(m)×身長(m)}
BMIが18.5未満の場合、必要な栄養やエネルギーが足りていない状態、25以上の場合は、栄養過多・エネルギーの摂りすぎの状態です。最も病気になりにくいのは、BMIが22となる体重です。 BMI22=22×{身長(m)×身長(m)} 自分の適正体重を知り、それに近づけるように意識して生活しましょう。
運動習慣をつけよう
運動習慣はありますか?適度な運動で、血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。
運動はこころの状態にも良い影響を与えます。 毎日無理なく続けられる運動を取り入れてみましょう。
ストレスはありませんか?
現代社会はストレスが多く、こころの不調を抱えることもあります。
まずは自分がストレスを感じていることに気づくことが大切です。
自分なりのストレス解消法はありますか?一人で抱え込まずに、相談してみましょう。
相談できる場所や方法を掲載しています。詳しくはこちらをご覧ください。
生活を整えよう
栄養
「食事バランスガイド」を見てみましょう。1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかがわかります。
コマが立つように主食・副菜・主菜・乳製品・果物の5つのグループをバランスよく食べましょう。
栄養不足による若い女性のやせは、貧血・肌荒れ・骨密度や筋力の低下などを引き起こします。
月経不順や不妊の原因になるなど、将来の妊娠・出産に影響を与えます。
「食事バランスガイド」について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
喫煙
タバコはがんをはじめたくさんの病気を引き起こすします。また男女ともに不妊症のリスクが増加します。 特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。 男女ともに禁煙ができるように頑張ってみましょう。
アルコール
妊娠中にお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんに影響を及ぼします。 妊娠を考えたときからアルコールは控えるようにしましょう。妊娠中は禁酒が原則です。
検査やワクチンを受けよう
西条市健康診査
西条市では、18歳から自分のからだの健康を確認するために、”健診”が受けられます。 20歳からは子宮頸がん検診も受診できます。
受けられる項目の確認や料金については下のURLからご確認ください。
令和6年度 西条市けんしんのご案内 - 愛媛県西条市ホームページ (city.saijo.ehime.jp)
子宮頸がんウイルス(HPV)予防ワクチン
子宮頸がんは、20~30歳代の若い世代で増加傾向にあり、日本では1年間に約11,000人の女性が発症し、約2,900人が亡くなっています。 子宮頸がんはほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で起こりますが、「HPVワクチン」の接種により、発症のリスクを低くすることができます。
子宮頸がんワクチンは、接種時に西条市に住民登録がある小学校6年生から高校1年生相当の女子対象で、無料で接種できます。
また、平成9年4月2日~平成20年4月1日の間に生まれた女性は、令和7年3月31日まで無料で接種できます。
ただし、キャッチアップ接種期間終了後も、期間内(令和4年4月1日~令和7年3月31日まで)に1回以上接種した方が、令和8年3月31日まで残りの接種を公費で完了できるようになりました。
対象者は、キャッチアップ接種の対象者(平成9年度生まれから平成19年度生まれの女子)と、令和6年度が定期接種の最終年度である高校1年生相当(平成20年度生まれの女子)です。
詳しくは下のURLからご覧ください。↓↓↓
子宮頸がん予防HPVワクチン予防接種のお知らせ - 愛媛県西条市ホームページ (city.saijo.ehime.jp)
子宮頸がんを効果的に防ぐためには、ワクチン接種だけでなく20歳になったら定期的に”子宮頸がん検診”を受けることが大切です。
風疹ワクチン
妊娠中、特に妊娠20週までに風疹に感染すると、赤ちゃんが先天性風疹症候群を発症し、心臓の病気や白内障、難聴を患うリスクが高まります。感染症から完全に身を守ることはできませんが、風疹・麻疹・水痘(みずぼうそう)・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、ワクチンを打つことで予防できます。 ただし、妊娠中は接種できず、妊娠していなくても接種後2か月は避妊が必要となります。 母子手帳でワクチン接種歴を確認し、必要であれば妊娠を考える前に接種しておくとよいでしょう。 風疹は本人も気付かないうちに感染していることがあるので注意が必要です。
~男性の方へ~
風しんの抗体を持っていない方が多いと思われる、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象に、令和7年3月31日まで風しんの抗体検査と予防接種を無料で実施しています。
期限が迫っていますので、受検されていない方はお早めにお願いします。パートナーや家族もワクチンを接種して、妊婦さんに感染させない環境を作りましょう。
詳しい情報は下のURLから確認してください。
風しんの追加的対策(抗体検査・予防接種)は令和7年3月31日まで! - 愛媛県西条市ホームページ (city.saijo.ehime.jp)
かかりつけ医をもとう
月経
月経が正常に来ていることは、あなたのからだが健康な証です。日常生活に支障をきたす月経痛がある、月経の間隔が長すぎる・短すぎる、出血量が多すぎる、月経前のホルモンバランスの乱れで感情がコントロールできないなど、月経に悩みがある場合には婦人科を受診してみましょう。
避妊
妊娠を考えていない人は確実な避妊法を選びましょう。避妊の失敗率は、コンドーム2~18%、経口避妊薬0.3~9%、子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ®など)0.2%といわれています。自分に合った避妊法について、婦人科に相談してみましょう。
お口の健康
普段から定期的な歯科受診をして、お口のトラブルを最小限にとどめましょう。
年度末年齢が20歳・30歳の方は成人歯科健診を無料で受けることが出来ます。30歳以降は5年毎に70歳まで受診できます。 お口の役割として、言葉や表情といった人と人とのつながりに欠かすことができない重要な役割も担っています。健康な日常生活、楽しい食生活を送れるよう、お口の健康づくりに取り組みましょう。
申し込み方法等はこちらをご確認ください。 歯と口の健康 - 愛媛県西条市ホームページ
人生をデザインしよう
妊娠・出産、育児、介護、転職など、人生にはたくさんの転機があり、そのたびに喜びや悲しみなどさまざまな感情を抱くものです。あなたの”理想の人生グラフ”を描いてみてください。 そしてそれを実現するために必要なことについて考えてみましょう。 Action5 人生をデザインしてみよう | プレコンノート | 国立成育医療研究センター
その他関連情報
◆プレコンセプションケアセンター | 国立成育医療研究センター (ncchd.go.jp) プレコンノート [PDFファイル/3.61MB]
◆こども家庭庁が作成した若者の性や妊娠などの健康相談支援サイト スマート保健相談室
◆「すべての子どもが健やかに育つ社会」の実現を目指して、関係するすべての人々、関連機関・団体が一体となって取り組む国民運動のサイト 健やか親子21 妊娠・出産・子育て期の健康に関する情報サイト