本文
歯と口の健康*大切な歯を健康に保とう!
お口の健康から全身の健康へ
歯と口の健康は、食べる・話す・笑うといった日常生活だけでなく、全身の健康とも深くつながっています。
なかでも歯周病は、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化等の全身のさまざまな病気に深く関連していると言われています。
歯周病とは…
歯と歯茎の隙間から侵入した細菌が入り込み、歯肉に炎症を引き起こす状態(歯肉炎)、それに加えて歯を支える骨を溶かしてグラグラにさせてしまう状態(歯周炎)を合わせて歯周病といいます。
初期段階では、自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行していることが多いです。
歯周病が進行すると、歯磨きの時に出血したり、歯がグラグラしたりするなどの症状があらわれ、食べづらくなったり痛みが出たりします。
さらに進行すると歯を抜くことになります。
また、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化等の全身のさまざまな病気につながるリスクがあることがわかっています。

歯や口にトラブルがある人が多いです!
下の図は、令和7年度の西条市成人歯科健診の結果です。
健診の結果、84%の人に何らかの所見がみられました。また、精密検査を受けた人の82%の人が歯周疾患であるという結果でした。
口腔内に何らかのトラブルがある人が多いことが分かります。


大切な歯と口、そして全身の健康を守るために、毎日のケアが大切です。
ホームケアとプロフェッショナルケア
歯周病を予防するためには、毎日の歯磨きや歯間ブラシの使用など、家庭でできるホームケアだけでなく、定期検診やフッ素塗布など歯科医院で行うプロフェッショナルケアも大切です。
【ホームケア】
毎日の歯磨きに加え、歯間ブラシやデンタルフロスなどを用いて、歯と歯の隙間も丁寧に磨きましょう。
【プロフェッショナルケア】
歯石除去やフッ素塗布など、自分では取り除けない汚れを取ってもらったり、予防方法について歯科医師や歯科衛生士から専門的なケアを受けたりしましょう。
日々の歯磨き等で清潔に保ちながら、自分では取り除きにくい汚れを歯科医院等でみてもらうことで、虫歯や歯周病の予防につながります。
ホームケアとプロフェッショナルケアの両方を行うことで、お口の健康と全身の健康を守りましょう。
成人歯科健診を受けましょう
西条市では、20・30・35・40・45・50・55・60・65・70歳の方(R9年3月31日時点)を対象に、令和8年6月1日~令和9年1月30日の間、市内の歯科医療機関で歯科健診を実施しています。
自分の口腔状態を知り、歯周病を予防するために、この機会を利用して歯科健診を受けましょう。
https://www.city.saijo.ehime.jp/soshiki/kenkoiryo/kobetu.html#d
「噛みんぐ30(かみんぐさんまる)」をご存じですか?
厚生労働省では、健康づくりや食育の観点から「噛みんぐ30」を提唱しています。
ひとくち30回以上よく噛むことを目標としたキャッチフレーズで、よく噛んで食べることでより健康な生活をめざすというものです。
よく噛むことで、
・肥満予防:満腹中枢が刺激され、少量でも満足感が得られるため、食べ過ぎになることを防ぎます。
・言葉の発音や表情の改善:口の周りの筋肉をよく動かすため、発音がはっきりし、表情も良くなります。
・脳の活性化:よく噛むことで、脳に血液がたくさん流れ、栄養分がよく届くため、脳の働きを良くしてくれます。
以上のような効果があることが分かっています。この他にも消化を助けたり、病気を予防したりするなど、体に良い効果がたくさんあるので、食事の時は一口30回を意識してみてください。
歯科口腔保健スクリーニングアプリ「健口チェック」について
日本歯科医師会がお口の健康状態を気軽にチェックできる「健口チェック」というアプリを公開しています。
1分程度の簡単な質問に答えるだけで、お口の健康度(10段階評価)がすぐに判定され、健康度に応じた歯科医師のアドバイスが得られます。
ぜひ、ご活用ください。
◆日本歯科医師会「健口チェック [PDFファイル/1.45MB]」

歯の喪失を防ぐために
虫歯や歯周病は自覚症状が現れるのが遅いので、痛み等が出てきたときにはかなり進行していることがあります。
定期的に歯科健診を受診し、早期のうちに歯磨き習慣の見直しなどを行いましょう。
◆愛媛県庁 歯と口腔の健康づくり「歯磨きをマスターしよう [PDFファイル/1.46MB]」

◆4学会合同のフッ化物配合⻭磨剤の推奨される利⽤⽅法【普及版】「う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法について [PDFファイル/507KB]」

口腔がんについて
口腔がんとは、口腔(口の中)にできる悪性腫瘍です。
舌、上下の歯肉(歯ぐき)、頬粘膜きょうねんまく(頬の内側)、硬口蓋こうこうがい(上あご)、口腔底こうくうてい(舌と下側の歯ぐきの間)、口唇こうしん(くちびる)にできます。
口腔がんでは、がんができた粘膜の色が赤くなったり、白く変色したり、形が変わったりします。
口の中にしこりができる、口内炎がなかなか治らないなどの症状があらわれることもあります。
歯ぐきにがんができたときには、歯を支える組織にがんが浸潤しんじゅん(周囲に染み出るように広がっていくこと)し、歯がぐらついたり、入れ歯が合わなくなってきたりすることがあります。
口の中に違和感があると感じたときには、鏡で口の中を確認してみましょう。
気になる症状があるときは、耳鼻咽喉科、歯科、口腔外科などを早めに受診することが大切です。
口腔がん早期発見チェックシート [PDFファイル/248KB]




