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CO2ダイエット令和2年度実施状況報告
CO2ダイエット5年計画(第3期・平成28~令和2年度)
令和2年度 実施状況報告
1.令和2年度排出量と基準年・目標値との比較
令和2年度の西条市の事務事業から排出される温室効果ガスのうち、削減対象施設※から排出された総量は31,066t-CO2で、基準年(平成27年度)から比べて全体で1.6%増加しました。
その中で、「職員の取組」に関する温室効果ガス排出量は、基準年に対して9.0%減少し、「ごみ減量」に関する排出量は、25.6%増加しました。
※削減対象施設とは、調査対象としたすべての施設から、下水処理場、公衆トイレ、街路灯などを除いたものです。
表1 排出源別温室効果ガス排出量(削減対象施設)( 単位:t-CO2)
図1 排出源別温室効果ガス排出量基準年対比推移(削減対象施設)
図1は、基準年度を0として、排出源別温室効果ガス排出量の推移を示しています。温室効果ガス排出量は、ガソリン、灯油、A重油、電気が基準年より減少しましたが、それ以外は増加しました。基準年と比べると特に廃プラスチックによる排出量が増加しています。これは、道前クリーンセンターで焼却処理されるプラスチックごみの含有量に起因しています。
2.排出量の推移
図2 温室効果ガス排出量の推移(削減対象施設)
削減対象施設の温室効果ガスは、道前クリーンセンターでごみ(廃プラスチック)を焼却することにより排出されるもの=「ごみ減量」と、それ以外(施設での電気や燃料の使用など)から排出されるもの=「職員の取組」の二つに分けて、削減目標を設定し、推移を見ていきます。
令和2年度では、特に「ごみ減量」の温室効果ガス排出量が基準年より増加し、削減目標値は達成できていません。
3.職員の取組
令和2年度の「職員の取組」の範囲による温室効果ガス排出量は19,301トンとなり、基準排出量21,204トンに対して約1,903トン(9.0%)減少しています。
図4 「職員の取組」範囲による温室効果ガス総排出量推移
図5 「職員の取組」温室効果ガス排出源の構成
「職員の取組」部分の温室効果ガスのうち、約8.6割が電気の使用から発生しています。続いて灯油、A重油、LPGなど空調・ボイラー等の燃料に関するものとなっており、ガソリンや軽油など自動車の走行から発生する割合は小さくなっています。
令和2年度は新型コロナウイルス感染症対策による施設の使用制限があり、施設運営に係る燃料の使用が減少したと考えられます。
4.ごみ減量
令和2年度の「ごみ処理」に関する温室効果ガス排出量は11,765トンで基準排出量9,366トンに対して約2,399トン(25.6%)増加しています。
図 6「ごみ処理」に関する温室効果ガス排出量推移
「ごみ減量」では、基準年に比べて温室効果ガス排出量が増加しました。排出量増加の原因は、ごみ焼却量の増加により廃プラスチック焼却量が増加したことです。温室効果ガスを削減していくためには、住民の方々と協力し、さらなるごみ減量に取り組むことが必要です。ごみの正しい分別やリサイクルのご協力をよろしくお願いします。
リンク: ごみの減量にご協力ください