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高校生×LOVESAIJO 第2回「市長とHR」振り返りレポート
夏休みも終盤、まだまだ暑い日が続いていた8月下旬、市内の4高校から西条市役所に総勢27人の高校生の皆さんが市長を訪問、自由なテーマでトークを繰り広げました!
『市長とHR』とは・・・?
\高校生と一緒にもっと/
さて、何の略でしょうか。
学校では、授業の1つに『HR』の時間がありますよね。
『HR』とは学級単位で行われる『ホームルーム』活動のことです。学校で普段から行われているHR活動を今回は西条市役所で実施しました。
担任は市長!そして、生徒は参加されるチームの皆さんです!ただ、「市長とHR」の場合の読み方は『HR(エイチ・アール)』なので、お間違えのないように☺
今回は、定期的に実施している『市長と井戸端会議』の夏休み特別バージョンとして、高校生を対象として実施した『~市役所へ行こう!市長とHR~』の振り返りレポートをお届けします!
第2回「市長とHR」募集チラシ [PDFファイル/1.39MB]
時間割
*各チーム名をクリックすると、その内容(ページ下部)に飛びます。
1時限目 小松高校SYIM(シュークリーム)
▷西条市のゴミの排出量削減に向けて、竹林整備活動からのダンボールコンポストを
「デコ活」につなげる!
2時限目 西条302HR
▷西条の今後について
3時限目 丹原高等学校1,2年生
▷プロジェクト「tanomo」の紹介と、活動に対するアドバイス
4時限目 丹原高等学校3年生
▷西条市の状況や課題
5時限目 丹原高等学校園芸科学科
▷西条市における新しい学校づくりについて
6時限目 西条農業高校チームパパイヤ
▷どうすればパパイヤをたくさんの人に知ってもらえるか
7時限目 西条高校vamos
▷西条市の観光業の発達
「市長とHR」始まるよー!
集合いただいた後、みなさんに参加のしおりを配布。
HR前にしっかり予習してもらいました。
各チーム約60分の持ち時間ですが、盛りだくさんの内容!
自己紹介 ↓ テーマについて市長とフリートーク ↓ 記念撮影&市長室見学 |
始業のあいさつから各チームスタート!
ほとんどの生徒の皆さんが市長と初対面。かなり緊張している様子がうかがえますが、いかに・・・!
1時限目:小松高校SYIM(シュークリーム)
チーム名は、チームメンバーの名前からとってつけたとても可愛い名前。
ダンボールコンポストというダンボールを利用した生ごみ処理容器を制作していて、その普及活動をされています。
ダンボールコンポストの活用を通して、「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動の愛称)につなげたいという思いを市長に伝えてくれました。
LOVE SAIJOサイトにて小松高校の活動を紹介しています!
▲1時限目開始です!よろしくお願いします。
▲自分たちが作ったダンボールコンポストを置いてくれた方々に、LOVESAIJOポイントを付与することは可能ですか。
皆さん真剣な眼差しです。
▲市長)既に生ごみ処理機を設置した人に対して、ポイントを付与している。
仕組みとしては可能だが、ポイントの原資の確保が必要。
まずは市場調査をしてから考えてみてはどうか。
▲今後も小松高校の活動に目を離せない!
2時限目:西条302HR
西条高校3年生4人組で参加してくれました。学校の授業で西条市の投票率について勉強した際、人口減少のことも知ったことをきっかけに、西条市の人口減少の課題について興味をもったそうです!
インターンシップに参加していた大学生が西条302HRと市長の対談に密着!
敏腕記者たちの取材記事はこちら(LOVE SAIJOサイト)
市長)若い皆さんの意見を聞きながら、自分たちが将来暮らす西条市を描けるようなものにしていかないと。
▲西条市の人口減少のスピードを緩める対策は?
西条高校生を対象に進学後に西条市に帰ってくるかというアンケートを取ったときに、
3割が「帰ってくる」、5割が「わからない」、2割が「帰らない」という回答とのこと。
▲「わからない」と回答した人は帰ってくるかもしれない。
西条市の魅力を伝えられたらと思ってパンフレットを作成しました。
市長)
・LOVE SAIJOというキャッチコピーを作って西条市に愛着や誇りをもってもらうことを
行っている。
・子育て世代に対して、出会いの場面から創出し、手厚くサポートしたい。
・大阪事務所に職員を派遣していて、県外進学した学生の就職活動など、
市役所だけでなく、間に入って市内の民間企業にも繋いでいる。
高校生からの「市長が思う西条市の魅力は?」という質問に、市長が逆に質問。
▲自然が豊かなこと、石鎚山、水や名水百選にも選ばれたうちぬきです。西条祭りもあります。
市長)別の切り口からも魅力を発信していきたい。皆さんのチャレンジを応援する街としていきたい。
▲西条市の未来を一緒に考えていきましょう!
3時限目:丹原高等学校1,2年生
丹原高校では、「TANOMO」を合言葉に様々なプロジェクトに取り組んでいて、みんなの「やってみたい」を創造し、実現につなげています。
今回、TANOMOプロジェクトの話し合いの場におけるポイントについて市長からアドバイスがほしいと参加してくれました。
「TANOMO」プロジェクトをもっと知りたい方必見!こちらから(LOVE SAIJOサイト)
▲資料を使って、プロジェクトを説明。
▲対話するときには否定をしない、相手の意見を受け入れることを心掛けている。
対話するときのポイントは?
▲市長)・話し合いの中でもルールを決めておくというのが非常に大事。
逆にディベートのように意見をぶつけ合う日があってもいいと思う。
話し合いに変化をつけるというのもいいかもしれない。
・その分野の知識のある方に来てもらって教え方を教えてもらうのもいいのでは。
【おまけ】
▲私のこと覚えてますか??
この質問の真相はというと、、、
彼女、実は昨年実施の第1回「市長とHR」にも参加してくれていました。
2度目の参加ありがとうございました!!
▲対話の文化を地域に広げていきたいと元気いっぱいに話す皆さん
4時限目:丹原高校3年生チーム
来年3月に卒業を控えている3人が、それぞれの進路に関する西条市の現状について市長に尋ねました。
▲市長にそれぞれ気になる西条市の状況を質問
(1)西条市を代表する伝統産業は?
(2)地域に愛される街づくりにするための取組みは?
(3)西条市での健康増進の取組みは?
▲市長)
(1)今年3月22日に製造技術が重要無形民俗文化財に指定された「石鎚黒茶」がある。
これから守っていかないといけない技術。ほかにもだんじりの彫刻も産業として守っていきたい。
高校生や中学生には、まずは伝統産業を知ってもらいたい。正しい情報をキャッチしていくことが
スタートではないか。
(2)高校生よりももう少し前の小学生時代から西条への愛着や誇りを持ってもらうようなことをしたい。
西条に戻ってきたときの働く場所も必要。
(3)プロの姿を見てもらって子どもたちのスポーツに対するマインドを高めていきたい。
健康ポイントは歩いたらポイントが貯まるというのが面白い。
地域の課題を解決するために行政が汗をかく、こんなのが西条市の魅力ですといえたらかっこいいですねと市長。
それぞれの目標に向かって頑張ってくださいね。応援しています!
5時限目:丹原高校園芸科学科チーム
丹原高校3チーム目は、園芸科学科の1,2年生4人が県内の高校再編計画によって新しくできる学校づくりについて、市長と懇談しました。
丹原高校では、生徒の皆さんが育てたブドウを台湾へ輸出しています。
LOVE SAIJOサイトにて出荷の様子を掲載中!
▲▼新しいできる学校の学びづくりに積極的に関わりたい!
西条市の産業衰退の対策として、小中学生に産業体験などの授業をしたらよいと思うが、
市長はどう思う?
▲市長)
・最後は人に行きつくのではないか。西条市は出先機関が多い。
産業をしっかり残していくために企業誘致をしており、愛媛県と一緒になって営業活動をし
ている。
・例えば、丹原高校の生徒さんが市内で農業を始めたいという人に、いろはの「い」の部分を
教えるというのもいいかもしれない。
▲とても明るい園芸科学科の皆さんと記念撮影
6時限目:西条農業高校チームパパイヤ
皆さんはパパイヤを食べたことがあるでしょうか。西条農業高校では、H29年から青パパイヤを栽培し、商品開発や販売普及活動に取り組んでいます。
今回、新たにパパイヤ研究に取り組むこととなったフレッシュな1年生が市長にアドバイスをもらうためやってきました。
西条農業高校の先輩たちが、パパイヤを使った料理を「世界のおもてなし料理レガシープロジェクト」に提出しました!(2021年)
▶記事はこちら(市HP)
▲パパイヤをもっと知ってほしい!!と語る3人
メンバーは全員で7人いるそうです。
▲実際に栽培しているパパイヤを持ってきてくれました!意外と大きい。。
▲市長)情報発信が大切。我々もお手伝いしていきたい。
まずパパイヤを食べたことがあるか。パパイヤを食材として認識してもらう。
東京都庁で西条物産を行っているのでそういうところに一緒に行けるといいが、
まずは、自分たちが誇りをもって美味しい、食べてほしいというようなものにしておかないと
いけない。
みなさんが作った商品が店頭に並ぶ日が来ることを楽しみにしています!
7時限目:西条高校vamos
西条高校の授業の一環で、コロナで衰退した観光業について研究するチームvamos。
▲▼データやグラフを見ながら、西条市の観光地で外国に人気の観光スポットを分析し、
その場所にあったプランを考えた。西条市の有名な人物にちなんだ場所を観光地とすれば、
魅力が伝わるのでは?
▲市長)押し売りになっていないか調査ができればいいね。
▲市長おすすめの観光スポットはありますか。
市長)・やはり石鎚山系。マイクロツーリズムでいうと、水辺の散歩でアクアトピア系のコースが
ある。
・西条市の職人などにフォーカスをあてた「キャスト」というものにも取り組もうとしている。
▲西条市の観光業の振興を願って!
終わりに・・・
高校生と一緒にもっともーっと#LOVESAIJO
西条市では、LOVE SAIJOをキャッチフレーズに日々西条市の魅力発信を行っています。
高校生たちに自分たちのふるさとをもっと好きになってもらいたいという思いとともに、市役所をもっと身近に感じてほしいと考えています。
今後も『市長とHR』を実施予定ですが、「来年まで待てないよ~」という皆さん!『市長と井戸端会議』でもOK!市長に会いにきてくださいね。
また、今回の参加を周りの方に共有いただき、ぜひこの経験を今後に役立ててほしいと願っています。
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