本文
高校生×LOVESAIJO 「市長とHR」振り返りレポート
*感染防止対策を徹底し、撮影時のみマスクをはずしています
夏休みも終盤、残暑極まる8月某日、市内5高校などから市役所に総勢48人の高校生の皆さんが訪れ、『市長とHR』を実施しました。
時間割
*各チームの紹介(ページ下部)に飛びます
- 西条農業高校 TeamSSS
- 小松高校 地域資源調査隊
- 西条高校 生徒会
- 西条高校 マルチサイエンス地歴A4班+3年1組
- 東予高校 2年生有志
- 丹原高校 3年生
- 丹原高校 1・2年生
- 東予高校 建設デザイン部
- 川原塾 高校部A
- 川原塾 高校部B
おまけ
『市長とHR』って何なん?
市長とホームランじゃないよ!時間割の一コマに『HR』の時間がありませんでしたか?そういえば、黒板に『国』『社』『英』『体』『HR』…と書かれたマグネットが並んでいたような…。そうです、『HR』とは学級単位で行われる『ホームルーム』活動のことです。
今回は定期的に行われる『市長と井戸端会議』の夏休み特別バージョンとして、高校生を対象とした『~市役所へ行こう!市長とHR~』に密着した記事をお届けします!
\高校生と一緒にもっと/
いざスタート!
「高校生が好き」(※あくまで、若者たちと話をすると元気がもらえるという意味です)と公言する玉井市長。当日は、より『HR感』を出すために、LOVE SAIJOな鬼デスクに「日直」という大役を与え、起立、礼の始業のあいさつから元気にスタート!
約60分間のHR。自己紹介に始まり、フリートーク、記念撮影、市長室見学の流れで進めました。日直は、時間配分にそわそわしながら、時に生徒たちにマイクを回し、時にコメントを補助するなど、「名司会者への道」を拓いていくのでした。
▶鬼デスクによる、より“ポップな”記事は『LOVESAIJOサイト』から
▲「起立!」「礼!」「(一同)おねがいします!!」
1時限目:西条農業高校TeamSSS
SSS(トリプルエス)とは、Saino Surveying Squadの略称で、西農測量隊という意味です。2年連続で平板測量競技の全国大会に出場するなど、その実力は十分。
さらにTeamSSSでは、うちぬきを活用した『デジタルポスター』の作成や“SDGsな西条まちづくり”の研究に取り組むなど、活動は多岐にわたります。そんな幅広い活動に関するプレゼンから、市長とのトークは始まりました。
▲市長を前にやや緊張も、自前の名札で自己紹介
▲市長にプレゼンする様子『SDGsな西条まちづくり~農業高校生の遊学ツアーで「水都・西条市」の未来を考えよう~』
▲西農生は10月の『東予歴史トリップ』、『水資源保全全国自治体連絡シンポジウム』にも参加予定!
▲西条市にテーマパークを! ▲「和牛審査」全国大会行きます!
▲市長)他校と合同で高校生と市長の交流という案も面白いね!
▲デジタルポスターと共に集合写真
2時限目:小松高校地域資源調査隊
ピカピカの1年生の皆さんが参加しました。小松地区に根差した取り組みを活発させるため、市長と懇談を実施!さまざまなアイデアを聴かせてくれました。
▲小松歴史地域やスポットをめぐる『スタンプラリー』や『サイクリングコース』を計画。
▲『歴史検定』なるものも構想中。お遍路さんのおもてなしカフェもしてみたい。
▲市長)ターゲット・タイミングを絞ることも必要。
すでにあるイベント「クラシックCarニバル」や「SWEETライド」も紹介。
▲「プレゼント」と言いながら何かを見せる市長。▲それは大谷選手の『マンダラシート』
▲野球ファンである玉井市長は、超一流選手・大谷翔平が高校1年生のときに作成したという目標達成シート(マンダラシート)を見せ、高校生を激励。
▲宣伝するときは、#LOVESAIJO を使ってね!
3時限目:西条高校生徒会
昨今、注目されている『ブラック校則の見直し』。西条高校生徒会でも、この問題に取り組んでいるようです。生徒会長さんや役員の皆さんが、市長に自分たちの疑問や相談を投げかけました。
▲ブラック校則をどう思いますか?生徒・先生が納得する形にするためにアドバイスください。
▲市長)難しい問題…。在学生、そしてこれから高校生になる子たちの意見を大切にすることかなぁ。
▲市長)母校の先輩としては、西条高校生「らしさ」も誇りで、魅力的。
▲「西条の良いところは?」高校生からは、水・野菜がおいしい、人が温かいという意見も。
4時限目:西条高校マルチサイエンス地歴A4班+3年1組
マルチサイエンス班は、若者の投票率アップについて、3年生は将来を見据え、地域の活性化について考えました。それぞれの活動から湧いた疑問や課題には実感が込められていました。市長も思わず考え込む場面も…。
▲棚田で有名な千町地域は素晴らしいところ。
活性化のためには市外から西条を訪れる人、西条に住む人、どちらに重点を置くのが良いか?
▲市長)活性化の一番は「プロモーション」。知ってもらう、足を運んでもらうこと。
もちろん住む人の暮らしやすさにも力を入れている。
▲選挙権を持つ前から政治に良いイメージを持てない人がいる。
どこを切り口に若者の投票率アップにつなげれば良いか?
▲この日一番の悩ましい表情。
▲市長)自分が「当事者意識」を持つことで政治との距離が近づく。西条市ではICT教育に力を入れてきた。これからは、SDGsにも積極的に取り組んでいく。
自分に関係があると思うことが第一歩と熱弁。
▲一日目終了!
5時限目:東予高校2年生有志
朝から元気と笑顔あふれる東予高校生たち。この数年、コロナ禍で制限を受けている文化祭をどうにか開催したい、そして西条市役所と何かコラボできないか、市長に尋ねました。
▲文化祭を広報したい。西条の特産品を販売したい。
▲防災グッズの展示をしたい。「ちゃんゆ胃」さん(※LOVESAIJO応援シンガー)を呼べないか?
▲市長)高校生自身が動いてみることも大事。
たとえば、LOVESAIJOファンクラブの高校生会員を集めて、ちゃんゆ胃にラブコールを送るなど。
▲市長におもしろいと言わしめた青年。
▶鬼デスク出動!≪【市長とHR アナザーストーリー】~熱いぜ!東予高校はいすくーるララバイ~はこちら!≫
6時限目:丹原高校3年生
進路選択を前に、それぞれに関心のある事柄で、市長に市の状況などを質問しました。
▲(1)西条市の漁業の現状は?
▲(2)スポーツによる地域の振興は?
▲(3)友好都市では西条市のことをどのようにPRされている?
▲(4)西条市の移住の取り組み、今後の課題は?
▲市長)(1)環境変化もあって厳しいが、漁協と連携しながら種苗放流など、振興を図っている。
(2)歩くことで市民の健康寿命の延伸につなげたい。スポーツ施設を活かした合宿も誘致している。
(3)帰国した国際交流員はLOVESAIJO応援特使として母国で西条市を発信してもらっている。セーボーデン市とはクライミングスポーツを通じた交流も。
(4)人が人を呼ぶよう、メディアで取り上げてもらう戦略。移住に加え、若者のUターンにも力を入れている。(大学生のUターンサポート拠点:大阪事務所)
7時限目:丹原高校1・2年生
テーマに挙げたのが『ルールメイキングプロジェクト』。自分たちのルール(校則)を自分たちで考え、決定する、という取り組みです。丹原高校では勉強会やグループワークを通して意欲的にこのプロジェクトに向き合っています。今回は、その中心的メンバーが市長と意見交換をしました。
≪丹原高校のルールメイキングプロジェクトについて詳細はこちら!≫
▲課題を発見し、“自分事”としてみんなが取り組むためには?
▲『ルールメイキングプロジェクト』で大切にしているのは、校則を変えることではなく、話し合いの過程!多様な意見を取り入れるには?
▲市長)課題をみんなで共有し巻き込んでいくこと。そしてPDCAサイクルを回していくのが良い。
すべての人が納得いく方法は、おそらくない。いつも職員に言っているのは、少数派・反対派の意見もしっかりと受け止めながら、丁寧な説明を心がけること。
▲私たちのワークショップに市長もぜひ来てください!
▲いつか市長も登場するかも?今後の『丹原高校ルールメイキングプロジェクト』も要チェック!
8時限目:東予高校建設デザイン部
『建築甲子園』に出場するべく、地区センター(みんなが集う公共の建物、公民館など)のデザイン案を考えているチーム。高校生が考える、西条のまちにあったらいいなぁ…な2つの建物の案を紹介していただきました。
▲ポスターと模型を用いてプレゼンに挑戦!西条商店街に活気を呼ぶ、創造的な建築。立体構造がすごそうだ…!
▲西条のベネチアと名高い禎瑞の難波地区。好きな景色が一望できる和風な建築物を考案!
▲市長)高校生の柔軟な発想を称賛。また、西条市の公共施設の現状を説明し、今ある施設を将来に向けてどう更新していくか、そこにも高校生のアイデアをいただきたい!と市長。
▲建築士の資格を持つ先輩職員の目にも、新鮮に映る作品たち。
▲引率の先生から、早くも2年生は来年に向けてアイデアを考えて始めているとの連絡が!
9時限目:川原塾 高校部A
川原塾さんは、過去2年連続で『市長と井戸端会議』に参加してくれており、高校生対象の『市長とHR』をはじめたきっかけをくれた団体でもあります。今回も2チームが参加し、市長を前に堂々と提案発表してくれました。
▲畜産家が悪臭対策をしていることを知ったAチーム。コーヒー粕を用いてはどうか?
また、農業をテーマにした体験型の複合施設(カフェ・動物ふれあい)が魅力的だと感じる!
▲市長)直面する課題として、飼料の高騰に言及。また、現状の施設をうまく周遊できるような工夫も必要。
たとえば、アクアトピア水系の賑わい創造のため、高校生にも研究してもらっている。
10時限目:川原塾 高校部B
川原塾では、これまでにもひとり親家庭の学習支援や、にほんご教室などにボランティアとして参加いただいています。そこでの経験から、課題意識を持つことも多いようで、今回も、「新しい制服を購入することは家計の負担になるのではないか」また、「まだ着れるけど、不用になった制服があるのではないか」という視点で積極的な意見をいただきました。
▲私服も含め、制服、帽子、ランドセルの寄付を受け付ける「制服バンク」を設置したい。
▲(A案)無償で譲る、(B案)クリーニング代のみ負担してもらう、(C案)価格をつけて販売し、こども食堂などの資金にする、の3案を考えている。
▲市長)目的・現状を踏まえて、よくまとめられている。
お金を循環させるという意味では、ある程度負担を求めるC案が良いのではないか。
▲「(一同)ありがとうございました!!」全チーム終了!
~こぼれ話 西条史上初!女性Mayar誕生!?か~
それぞれの懇談後、市長にとっての真の『ホーム』市長室に案内しました。
▲秘書課の職員たちに出迎えられ、どこかお客さん気分な高校生たち。
▲さすが工業系高校生。地元企業がつくったという器具に興味津々!?
市長室での定番は「市長の椅子に座ってみよう」のコーナー。招かれた高校生たちはやや面食らいながらも、座ってみるとまんざらではなさそう・・・?
▲この日、キレッキレの女性市長も誕生しました。
高校生と一緒にもっともーっと #LOVESAIJO
普段からLOVE SAIJOを通じて、高校生たちの頑張りを発信していく一方、高校生たちからも「市役所に行こう」と思ってもらえるように、今後も『市長とHR』を実施したいと考えています。
今回、この機会を逃してしまった――という人は、次回、お待ちしています!来年まで待てないよ――という人は『市長と井戸端会議』でもOK!
高校生にとって市役所も一つの“ホームルーム”になることを願って・・・
- 地元高校生の活動を多数掲載!LOVESAIJOサイトはこちら
- 市公式Instagramでも紹介しています