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西条市が四国で2番目となる自治体SDGsモデル事業に選ばれました!
西条市が「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」に選定されました!
5月21日金曜日に、西条市が国際連合の提唱するSDGs(持続可能な開発目標)達成のため積極的に取り組む都市として「SDGs未来都市」に選定されるとともに、先導的な事業提案として「自治体SDGsモデル事業」に選定されました。
「SDGs未来都市」の選定は愛媛県内で2番目(四国で5番目)、モデル事業の選定は松山市に次いで四国で2番目となります。
SDGs(持続可能な開発目標)とは
国連で採択された世界中が取り組むべき目標
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年に国連サミットですべての加盟国が採択した、国際社会共通の目標です。
2030年を目標年に、貧困や飢餓、気候変動への対応やあらゆる格差をなくすなど、発展途上国だけでなく、先進国も一丸となって取り組むべき17のゴールと169のターゲットで構成されています。
今生きている人々を誰ひとり取り残すことなく、未来の地球に豊かな環境や社会を引き継ぎながら経済発展を遂げていくために、地球に暮らすひとりひとりが自分事として取り組むことが求められています。
SDGsをもっとくわしく
SDGsとは(国際連合広報センターHP〈外部リンク〉)
「SDGs未来都市」とは
内閣府が選定した、優れたSDGsの取り組みを行う都市
我が国が人口減少問題に直面する中、地方自治体がそれぞれの実情に即した持続化の取り組みを行うことは欠かすことができません。
内閣府は、2018年に地方自治体によるSDGsの達成に向け優れた提案を行った都市を「SDGs未来都市」に選定し、その中から特に先導的な取組を「自治体SDGsモデル事業」として選定する制度を作りました。
これまでに「SDGs未来都市」は、今年度分まで含め、全国で124都市が選定、「自治体SDGsモデル事業」は、過去4回の未来都市選定にあわせて10都市ずつ、計40都市の取組が選定されています。
「SDGs未来都市」をもっとくわしく
地方創生SDGs・「環境未来都市」構想(内閣府地方創生推進事務局HP〈外部リンク〉)
「西条市SDGs未来都市計画」
本市において、国と連携しながらSDGs未来都市提案書の内容をさらに具体化し、令和3年度から令和5年度までの3ヵ年計画による「西条市SDGs未来都市計画」を策定しました。
また、令和6年度には計画期間を1年間延長することとし、SDGsの達成に向けた取組を推進してきました。
この度、令和6年度に第1期計画の計画期間が終了することから、令和7年度から3年間の計画として「西条市第2期SDGs未来都市計画」を策定しましたので、お知らせします。
今後、SDGsの達成に向け、第2期計画に基づいて取組の進捗や進行管理を行っていきます。
「西条市SDGs未来都市計画」をもっとくわしく
西条市第2期SDGs未来都市計画 [PDFファイル/983KB]
西条市SDGs未来都市計画 [PDFファイル/2.03MB] ※令和6年4月一部改定
2021年度SDGs未来都市全体計画提案概要 [PDFファイル/229KB]
西条市の「今」
西条市は海、山、川に囲まれた自然豊かな地方都市です。また、西日本最高峰の石鎚山系からの伏流水が地下水の自噴地帯を形成し、市内約3,000カ所から地下水が自噴する「うちぬき」という現象がみられ、市民の人々は生活に地下水を活用しています。産業面に関しても、工業都市と農業都市の両方の顔を持っています。海沿いには多くの企業の工場が立ち並び、四国最大の経営耕地面積を活用して作られている「はだか麦」、「春の七草」などは日本一の生産量を誇っています。
多くの魅力が詰まっている西条市ですが、今後解決するべき課題もあります。人口に焦点を当ててみると、西条市の人口は1985年から減少傾向にあり、今後も将来にわたって減少傾向が継続すると推測されています。
人口減少は需要の減少や働き手不足などの経済面の影響をもたらすだけでなく、少子高齢化の進展によってお年寄りが慣れ親しんだ地域で健康的に住み続けられるまちづくりの推進にも影響を与えています。
また、環境面では近年塩水化などの課題を秘めている地下水や石鎚山系の豊かな自然について、いかに持続可能な形で将来世代に受け継いでいくことができるのかという点が大きな課題となっています。
このように、豊かな自然や産業に恵まれた西条市においてもさまざまな持続化に向けた課題が生じています。SDGs未来都市に選定されたことを機に、市民総参加でこれらの課題解決に向けて取り組んでいきましょう。
西条市がめざすSDGs未来都市像
2030年に向けて西条市が取り組む全体計画
西条市は令和2年3月に策定した、「第2期西条市総合計画後期基本計画」において、SDGsの達成に向けた取組を推進する方針を打ちだしました。
「SDGs未来都市」の提案は、この計画の内容を受け、2030年に向けて西条市がどのように「みんなで実現しよう!持続可能な西条市」の達成目標を実現していくかを取りまとめたものです。
「第2期西条市総合計画後期基本計画」をもっとくわしく
第2期西条市総合計画後期基本計画(政策企画課)
西条市が先駆的に取り組む「自治体SDGsモデル事業」
モデル事業名
LOVE SAIJOポイントを介して「ヒト」と「活動」が好循環する持続可能なまち西条創生事業
(「西条市SDGs」×「西条市DX」の推進による地方創生の実現)
取組内容
- 現在西条市が実証実験を行っている「LOVE SAIJOポイント」の枠組みを拡大し、市民をはじめ「移住者」や「関係人口」がポイントを介して繋がり合い、さらには地域の持続化を図るための「活動」を活性化する仕組みを確立します。
- 市民一人ひとりと市全体のSDGsへの貢献度を可視化し、SDGsを楽しみながら推進することができる「(仮称)SDGsingメーター」を開発します。
- 多くの市民や企業・団体が参画し、分野横断的に持続可能な地域社会の実現に向けた政策推進組織となる「(仮称)西条市SDGs推進協議会」を設立します。