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第3回自然観察会を開催しました!令和5年3月11日

ページID:0099575 更新日:2023年3月13日更新 印刷ページ表示

開催報告

「社叢林のコケを観察しよう」をテーマに、3月11日(土曜日)、伊曽乃神社付近(西条市中野)で第3回自然観察会を開催しました。

当日の参加者は16名でした。

開催状況

レクチャー

晴れた空の中、暖かな陽光に包まれ、春の訪れを感じます。講師の西条自然学校の岩田和鷹先生が挨拶し、ルーペと霧吹きが参加者の手元に配られます。

かべ

道沿いに移動し、コンクリート壁に生育する数種類のコケを観察しました。コンクリート壁に生育するコケは乾燥に強く、霧吹きで水をかけると瞬時に葉を展開し、色が変わるものが多いようです。

ヒナノハイゴケとギンゴケ

ルーペで見ると、ヒナノハイゴケとギンゴケの2種類の違いがよくわかります。粒のようなものがついている方がヒナノハイゴケ、白っぽく見えるものがギンゴケです。

地面

伊曽乃神社へ移動し、地面に生えるコケを観察しました。スギゴケの仲間の胞子体を観察した後に、ツボミゴケの仲間の胞子体が見つかりました。講師曰く、この仲間は春先に胞子体を発達させ、胞子の散布を終えるとすぐに朽ちてなくなるため、この胞子体を観察できたことは珍しいことだそうです。

ゼニゴケ

ゼニゴケの群落を観察しました。ゼニゴケには雄株と雌株があり、観察した群落は雄株のみでした。さらに、コケ植物が「蘚類」、「苔類」、「ツノゴケ類」の3つのグループに分けられることを教わりました。

コバノチョウチンゴケ

伊曽乃神社の境内では、銅に依存するホンモンジゴケや、コケに似た生き物である地衣類などを観察しました。また、コバノチョウチンゴケの群落がありました。このコケは春先に新芽を出します。コケの新緑を観察できました。

当日観察されたコケ植物

  • ギンゴケ・ハマキゴケ属
  • チュウゴクネジクチゴケ
  • ヒナノハイゴケ
  • ハリガネゴケ属
  • ニワスギゴケ属
  • スギゴケ属
  • ホウオウゴケ属
  • タチゴケ属
  • ツボミゴケ科
  • ゼニゴケ
  • ホンモンジゴケ
  • ヤスデゴケ属
  • ヘチマゴケ属
  • フデゴケ
  • コバノチョウチンゴケ

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