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西条バードウォッチング No.161~170

ページID:0057698 更新日:2019年10月25日更新 印刷ページ表示

≪No.151~160     目次のページ     No.171~180≫

No.161 タンチョウ(冬鳥)

タンチョウ

全長140cm、翼を広げると240cmにもなる日本産鳥類では最大級の野鳥、国の天然記念物に指定されています。

北海道東部の湿原に留鳥として生息しているほか、まれに西日本にも冬鳥として大陸から渡来します。

西条では2007年2月19日に初めて氷見蛭子の広い農耕地に飛来してるところをバードウォッチャーが発見、撮影された記録があります。

No.162 ハギマシコ(冬鳥)

ハギマシコ

全長16cm、冬鳥として四国地方には少数が飛来するアトリ科の小鳥、広葉樹林のある山地の岩場や崖地に生息し草木の実を食べて越冬します。

翼や脇腹の美しい紫色を萩の花に見立てて、江戸時代から「萩猿子(はぎましこ)」と呼ばれています。

西条では石鎚山頂、成就社周辺や寒風山で見られていますが、積雪期のため出会う機会の少ない鳥です。

No.163 キバシリ(留鳥)

キバシリ

全長14cm、留鳥として山地の針葉樹林に生息していますが、個体数は少なく出会える機会はめったにない小鳥です。

体の上面は樹皮と似た茶褐色、くちばしは細く下に曲がっています。

木の幹をらせん状に登りながら虫やクモを捕食、登り詰めると隣の木の根元に飛び移って繰り返し登ります。

西条では石鎚山や横峰寺の森で近年観察例があります。

No.164 エゾムシクイ(夏鳥)

エゾムシクイ

全長11.5cm、夏鳥として東南アジアから渡来し、亜高山帯の森林で繁殖しています。

日本に渡来するムシクイ類はいずれも姿が似ていて識別は困難ですが、「ヒーツーキー」とよく通るさえずりを聴いて見分けます。

西条では4月ごろ、渡来初期には平地の公園や八堂山市民の森でも見られ、繁殖期には石鎚山で営巣が確認されています。

No.165 コシャクシギ(旅鳥)

コシャクシギ

全長31cm、シベリア東部で繁殖し、オーストラリアなどで越冬、日本には数少ない旅鳥として春と秋の渡りの季節に乾燥した農耕地に渡来します。

平安時代から嘴(くちばし)が下方に湾曲したシギを杓鴫(しゃくしぎ)類と総称、柄杓(ひしゃく)の柄を意味するその大きさから大杓鴫、中杓鴫、小杓鴫と呼ばれています。

西条では禎瑞、氷見蛭子などの広い農地で5月ごろ見られています。

No.166 ツバメ(夏鳥)

ツバメ

全長17cm、夏鳥として3月ごろ東南アジアから渡来、農耕民族である日本人にとってツバメは害虫を食べてくれる益鳥として大切にされ、軒先に巣を作る家は繁栄するといわれて親しまれてきました。

6月ごろには電線に止まった子ツバメに餌を与える様子が見られます。

夏には河川敷のアシ原に群れでねぐらを作り、やがて南方へと旅立っていきます。

No.167 アカモズ(旅鳥)

アカモズ

全長20cm、まれな旅鳥として夏から秋にかけて日本各地に渡来しますが、近年個体数が激減、レッドリストの絶滅危惧種に指定されています。

習性はモズと同様ですが、白く太い眉斑、背の赤茶色と白い腹面とのコントラストが明瞭なことで識別できます。

西条では過去4回、港新地、禎瑞乙女川、壬生川新川と氷見宮の下の柿畑で観察記録があります。

夏には河川敷のアシ原に群れでねぐらを作り、やがて南方へと旅立っていきます。

No.168 ハシブトアジサシ(旅鳥)

ハシブトアジサシ

全長37.5cm、名前のとおり黒く太いくちばしと、夏羽では頭が黒く、体上面は薄い灰色をした大型のアジサシです。

まれな旅鳥として干潟のできる海岸に飛来します。

干潟上空をひらひら飛んで餌のカニなどを見つけると急降下して、つまむように捕食します。

西条では加茂川河口干潟で1995年と1999年の2回、台風通過直後に観察されています。

No.169 マミジロタヒバリ(旅鳥)

マミジロタヒバリ

全長18cm、まれな旅鳥として冬期、主に西日本に渡来するセキレイ科の鳥です。

日本で見られるタヒバリ類8種はいずれもよく似ていて識別は困難ですが、飛びながら「ビュンビュン」と鳴く声、胸を張った立ち姿、眉斑などで見分けます。

乾燥した広い農耕地や草地に好んで渡来、西条では10月に氷見蛭子の稲刈り後の農耕地で観察記録があります。

No.170 ツミ(留鳥)

ツミ

全長雄27cm、雌30cm、日本で見られるタカの仲間では最も小さいタカです。

タカ科ハイタカ属のオオタカ、ハイタカ、ツミはよく似ていて識別は難しく、飛翔姿では風切羽の翼先が指状に分離する枚数(ツミ5枚、オオタカ・ハイタカは6枚)などで識別します。

西条では山地で見られるほか、冬期には広い農耕地帯で狩りの様子が見られます。


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