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新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
昨年11月の市長就任により、市民の生命と預かる責任と市政のかじ取り役としてのタスキを玉井前市長から引き継ぎ2カ月が経とうとしています。
私たちの住む西条市は豊かな自然と伝統文化、そして心温かい人々が暮らす魅力あふれるまちです。先日、石鎚山の雄大な姿を改めて眺める機会があり、そびえ立つ山々の力強さと、四季折々に移り変わる美しい景観に深く感銘を受けました。石鎚山は太古の昔から、西条を見守り続け、地域の誇りであり、心の支えでもあります。その揺るぎない存在感は、私たちが守り育てていくべきものの象徴であると感じています。
ひとかたで、変化の必要性を感じる課題も存在します。「変えるべきもの」と「守るべきもの」をしっかり見極め、未来を見据えたまちづくりを進めて行くことこそが、私の果たすべき役割だと考えております。
さて、市長として迎える初めての新年は、干支「乙巳(きのとみ)」にあたります。この年は、安定や変化、そして成長を象徴する縁起の良い年とされており、この年にふさわしく、新たな成長の芽を大切に育み、実りある未来へとつなげていく一年にしていきたいと考えております。多くの市民の皆さんからの熱い思いを受け止め、西条市の目ざすべき姿や方向性を明確にしてまいります。市政の主役は市民であり、市民の皆さんとの対話を第一に考え、市民、企業、地域団体、行政が一体となった「オール西条」で、より強いコミュニティを築くことができると信じています。
市民一人一人が誇りを持ち、心から幸せを感じられる「日本一元気な西条市」の実現に向けて、これからも努力を重ねてまいります。引き続き、皆さんのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆さん方のますますのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。