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新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
西条市長として二期目の重責を担わせていただくこととなり、早1年余りが経ちました。長期化する新型コロナウイルス感染症の対策に追われながらも、アフターコロナ、そして、将来世代を見据えたまちづくりに全力で取り組んでおります。
この一年間、市政各般・感染回避行動にご理解とご協力を頂きました市民の皆さま、感染症対策の最前線でご尽力いただいた医療従事者の方々に、心から厚く御礼申し上げます。
さて、新年への意気込みを表す漢字1文字として、今年は「推」を選びました。将来世代へ、たしかな未来を残すための「まちづくり」に向けて、強い推進力と覚悟を持って、施策の推進・行財政改革に取組んでまいります。
本市は、豊かな自然環境と盛んな産業に恵まれておりますが、人口減少・少子高齢化が加速するなかで、目標である「持続可能な西条市」の実現には課題も多く、「経済面」「社会面」「環境面」それぞれの側面で強い危機感を持っています。
昨年5月、これら三側面を有機的につなぎ、課題解決を目指す統合的な取組が、内閣府からSDGs達成のため積極的に取り組む都市として、愛媛県では松山市に次いで2番目(四国では5番目)の「SDGs未来都市」に、合わせて先導的な事業提案として「自治体SDGsモデル事業」にも選定されました。
SDGsの目標達成には、行政だけではなく、市民の皆さまの参加が鍵となります。例えば、経済面では「チャレンジを応援するまち」、社会面では「健康であり続けるまち」、環境面では「ごみの排出量の抑制」を目指しております。市民の皆さまが楽しみながら参加できるよう、SDGsに繋がる活動を実践すると、個人の貢献度はもちろん、それらを集計した市全体の達成度の見える化を図るとともに、地域で使える「LOVESAIJOポイント」も貯まる、そんな仕組みを現在開発しております。
市民の皆さまと共創により、人と活動が好循環を生む「持続可能な西条市」の実現に向けて、引き続きチャレンジしてまいります。
結びに、市民の皆さまにとって健康で幸多き一年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。