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建通新聞記事(令和4年12月16日)

ページID:0072934 更新日:2021年1月18日更新 印刷ページ表示

特集  西条市のまちづくり

  --市政について

〇2期目に向けた抱負

 昨今、地方自治体を取り巻く経営環境が激しく変化する中で、先が読めないからと立ちとどまるのではなく、積極的に未来を予測し、熟慮断行することが重要であると考えております。現状への危機感を抱きつつも、これを打破すべく、市民の皆さまとの共創により、人と活動が好循環を生む「持続可能都市西条」の実現に向けて、引き続きチャレンジしてまいります。

 

〇重点施策や優先課題

 今後は、SDGsとDXの取り組みを本格化させ、その理念をしっかり融合させることで、「持続可能都市西条」の実現を目指し、先進的な取り組みを展開していきます。市外に進学・就職しても、いつか必ず西条に帰って来たいと思う若者を育てていけるよう、若者世代と一緒に、未来のあるべき姿を見据えたポジティブなシナリオを描く機会を持ちたいと考えています。

 

 --今後のインフラ整備について

〇幹線道路の整備

 市道の整備については、令和4年3月に喜多川朔日市線の喜多川通りから公園通りまでの全線を供用開始したところです。また、中山川左岸一帯においては、平成28年度より国営ほ場整備事業が着手されており、この事業と併せて、北条新田高松線および下田明理川線道路改良事業をさらに進めてまいります。

 

〇主な営繕計画

老朽化の進む学校施設については、既存施設の長寿命化によるトータルコストの削減などを目指した「西条市学校施設長寿命化計画」に基づき、昨年度完了した飯岡小学校に続き、神拝小学校、丹原小学校、大町小学校の改修を進め、新たに小松小学校の長寿命化改修に取り組む予定としております。

 また、給食施設は、施設の老朽化や調理人員等の課題に対応するため、「西条市学校給食施設整備基本計画」に基づき、市内27の施設を段階的に2つの給食センターに統合する予定となっております。その内の、(仮称)西条市東部給食センターでは、民間ノウハウを活用した「PFI方式」で、実施することとしており、令和7年9月の供用開始を目指して、事業に着手しています。

 

〇土木施設や下水道・水道施設の整備状況

社会インフラの老朽化対策では、橋梁やトンネルについて、5年に一度の法令点検を行いながら、順次計画的な修繕に取り組んでいます。

橋梁のうち、JRや高速道路を跨ぐ「こ線橋やこ道橋」については、落橋により、第三者に甚大な被害を及ぼすことから、優先的に耐震補強を行っているところであり、今年度は、こ道橋等2橋の耐震補強工事に着手します。

水道事業では、施設や管路の修繕により長寿命化を図りながら、重要度の高い施設や管路を優先して計画的に更新を行っています。また、更新に当たっては、災害時にも安定的に水を供給することができるよう、耐震化を進めています。令和3年度末時点での耐震化率は、浄水場46.9%、配水池59.9%、基幹管路66.9%で、浄水場および基幹管路については全国平均を上回っている状況です。

今後においても更なる事業の効率化と経営基盤の強化を図りながら、持続可能な水道事業の経営に努め、市民のみなさんが安心しておいしい水を利用できるよう、計画的に施設や管路の整備を進めていきます。

下水道事業では、施設の老朽化・耐震化対策として、ストックマネジメント計画に基づき、重要度の高い西条浄化センターの管理棟の改築更新工事を実施しております。次年度以降も現在策定中である第二期ストックマネジメント計画に基づき改築更新工事を計画的に実施していきます。また、効率的な事業運営が行えるよう令和5年度末までに西ひうち下水道を公共下水道へ統合します。

 今後は、汚水所理の令和8年度末の概成に向けて、公共下水道計画区域の見直しによる効率的な整備を行い、集合所理と個別所理の区分けを行うことにより、持続可能な汚水所理の構築を目指します。

 

 --建設業界、地元建設業者に望むもの

 平成30年西日本豪雨や令和元年10月の台風19号による河川決壊など、近年の急激な気象変化により頻発する災害に対応するため、地元建設会社や技術系公務員の果たす役割は、ますます重要になっております。

 そこで、令和2年度には県と20市町等が建設業界の担い手を確保するため、「えひめ建設業担い手確保協議会」を設立し、これまで以上に連携を行いながら、大学生や中高生を対象としたインタ-ンシップ等を実施し、若手人材の確保と育成を支援するさまざまな施策に取り組んでいるところです。

 今後も、建設業界、地元建設業者の方々にご協力やご支援をいただきながら、官民連携して魅力ある住みよいまちづくりに取り組んでまいりたいと思います。