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~「ワクワク度日本一の西条」実現へ~
西条市長一期目の折り返しを迎え、「ワクワク度日本一の西条」の実現を目指し、本年は「ONE UP」をスローガンに掲げている。地域経済や都市ブランド、市民生活の底上げに向けて全力を傾ける玉井敏久市長に市政方針や今後のインフラ整備などを聞いた。
――市政について
◆市政方針
「ワクワク度日本一の西条」の実現を目指し、本年は「ONE UP」をスローガンに掲げ、地域経済や都市ブランド、さらには市民生活のもう一段階の底上げに向けて全力を傾けています。
また、シティプロモーション戦略では「LOVE SAIJO まちへの愛が未来をつくる」をキャッチフレーズに、より多くの方々にまちへの愛着や誇りを持っていただくとともに、「西条という選択」をしていただけるすてきなまちづくりに鋭意取り組んでまいります。
◆重点施策や優先課題
ICTを活用したまちづくり「スマートシティ西条」の構築にチャレンジしています。教育分野では、本年1月「第2回全国ICT教育首長サミット」で最優秀賞をいただき、高い評価を受けておりますが、健康づくりや高齢者福祉の分野などについてもトライアル事業に取り組んでいるところです。
また、10月には「石鎚クライミングパークSAIJO」においてスポーツクライミング日本代表とオーストリア代表の合同合宿を開催するなど、2020東京オリンピックの事前合宿誘致や文化・人的交流に向けて精力的に取り組んでいます。
――今後のインフラ整備について
◆道路の整備状況
市道の整備としては、古川玉津橋線や楠浜北条線道路改良事業、喜多川朔日市線街路事業を進めています。
また、中山川左岸一帯においては、2016年度より国営ほ場整備事業が着手されており、この事業と併せて北条新田高松線および下田明理川線道路改良事業をさらに進めていきます。
◆下水道事業の進捗状況
公共下水道事業は、17年度末現在で普及率が58%(処理人口約6.4万人)、汚水整備面積1767ヘクタール(整備率81%)、雨水整備面積396ヘクタール(整備率43%)、管渠総延長約468キロ、処理場2カ所、雨水ポンプ場6カ所と環境を整えてきました。
近年、人口減少に伴う使用料収入の減少や老朽化に伴う施設更新費用の増大などの課題に直面し、下水道事業を取り巻く環境は一層厳しさを増しつつあり、下水道使用料の見直しや公営企業会計の適用に取り組むとともに、処理場の統廃合、脱水機更新による汚泥の減量化を行い汚水処理経費の縮減にも努めています。
また、16年度に策定したアセットマネジメント計画に基づき増大する改築需要に対応するために、施設全体の管理を最適化するストックマネジメント計画を本年度から順次実施していきます。
その他、集中豪雨などの異常気象による浸水対策も重要な課題のひとつであり、17年度末に唐樋雨水ポンプ場のポンプ設備(口径3100ミリ)2台を増設し、本年度、三津屋雨水ポンプ場の建設に新たに着手したところです。
今後、将来にわたって引き続き安定的な事業の継続が可能となるよう、経営戦略を策定し、経営基盤の強化や財政マネジメントの向上に向けた取り組みを行っていきます。
◆営繕計画
市営住宅の整備については、効率的な運営や管理負担の低減に向けて、「(仮称)新泉町団地」を18~19年度に1棟42戸、19~20年度に1棟42戸、計2棟84戸の建て替えを予定しています。
また、19年7月のオープンを目指し、石鎚山ハイウェイオアシス館をアウトドア活動の拠点施設へとリニューアルしているところです。
――建設業界、地元建設業者に望むもの
本格的な人口減少社会の到来は、建設業界においても、技術者、また後継者などの担い手不足や高齢化が進んでいるといった課題をかかえていると認識しています。
このような中、近年の急激な気象変化により頻発する災害への対応や老朽化するインフラストックの増大という環境の中で、建設業はなくてはならない重要な産業です。建設業界、地元建設業者の方々との連携を図りながら、これまで以上に若手担い手の確保と育成を支援するさまざまな施策に取り組んでいきますので、ご協力、ご支援をよろしくお願いします。