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入庁のきっかけ 自分の強みを活かし、生まれ育ったまちでずっと働く。
大学生の時、民間企業と比較して、官公庁には「“縁の下の力持ち”的な地道な仕事が多い」、「女性が働きつづけやすい」などのイメージを持っていて、そこに魅力を感じました。
また、自分が生まれ育った西条で人生を送りたいという気持ちがあり、入庁を志望しました。
現在の部署の業務内容 出資を通じて、市民がまちづくりに関わる仕組みをつくる。
私のいる地域振興課では、公共交通やふるさと納税など、私たちの暮らしに根差した各種の取り組みを行っています。
その中で私は、寄附などの志ある資金の活用を住民が主体的に決める「コミュニティ財団」(ローカルファンド)の構築を目指す取り組みを担当しています。その一環として、「SIB(エスアイビー)」というヒト・モノ・コトを通じたまちづくりのプロジェクトを地域からの投資により応援する仕組みを実施しています。西条市内外の皆さんからの出資が、まちの課題解決や活性化につながる事業です。
2010年にイギリスで始まった新しい仕組みで、情報収集や内外との調整に苦慮することもありますが、それだけにやりがいも感じつつ日々奮闘しています。
SIBのビジョンや仕組みを市民の皆さんにプレゼン。企業・団体を訪問し、打ち合わせすることも多いです
西条市役所での仕事の魅力 まちづくりのあらゆる分野で、出会いと学びを得られる。
一般事務職では、多様な部署への異動があります。私もこれまで保健福祉・税・教育などの業務を経験しました。異動すると、必要とされるスキルや対応する相手方はがらりと変わり、まるで転職したかのような感覚になります。
その分野について1から勉強し大変なこともありますが、業務を通じた人との出会いや、初めての概念・世界に触れられるチャンスに恵まれることが大きな魅力だと感じています。
ある一日の流れ
取材:2019年5月