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西条西中学校の生徒が石鎚黒茶の製茶作業を体験しました
7月12日、西条西中学校の2年生60名が、障害者事業所ピース(西条市氷見)で、石鎚黒茶の製茶作業を体験しました。
これは「石鎚黒茶の製造技術を地域に根付かせ、継承させていきたい」というピースの思いが地元の方を通じて学校に伝わった事をきっかけに、学校側も総合学習の一環として地域の特産品について学び、地域の人と共生していく気持ちを育むのに良い機会であるとして実現したものです。
生徒は30名ずつに分かれ、それぞれピースや地域の皆さんの指導を受けながら、茶葉を切り揃える、洗浄する、蒸した後に枝などを除くという3つの工程に挑戦しました。
なおこれに先立ち、6月23日には西中体育館でピース施設長の日野さんによる石鎚黒茶についての講演があり、生徒は黒茶の歴史などを学んだ上で作業に臨みました。
【6月23日 西中体育館での講演】
ピースの日野さんが石鎚黒茶の歴史や文化財としての価値、製造工程などを説明
黒茶の試飲では長蛇の列。思いのほか飲みやすかったようでおかわりをする生徒も
【7月12日の体験作業】
前日にピースの皆さんが収穫した茶葉の枝を30cm程度に切り揃えます。
切り揃えた茶葉は、流水で洗浄します。
洗浄し終わった茶葉を10分程蒸した後、枝や不純物などを取り除きます。
参加した生徒からは「暑い中の作業は大変だった」「珍しいお茶を作る作業に携われてよかった」などの感想が聞かれました。みなさんにとっては、郷土の文化遺産でもある石鎚黒茶を理解する上で、貴重な経験となったようです。
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