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多賀(多賀を守り育てる会)

ページID:0073467 更新日:2024年6月18日更新 印刷ページ表示

多賀地区の概要

 多賀の名は、明治22年、北条村と三津屋村が合併した際、鎌倉時代初期から室町時代初期までこの地を治めた東国武士の「多賀谷氏」に由来すると伝えられています。

 多賀地区の特徴の一つは、「交通の要衝」であることであり、古くは、崩口川、大曲川の河口近くの港が物流拠点として栄え、大正時代の予讃線敷設時には多賀地区に壬生川駅が設置され、幹線道路も国道196号線と産業道路が交差するなど交通の要として街が形成されています。
 もう一つの特徴は、「土地開発」であり、江戸時代には干拓、昭和の時代に入り、工業団地となっている4号地の造成、平成初期には三津屋地区の三津屋南、三津屋東の区画整理事業が行われました。現在は、農地の区画整理といえる「ほ場整備事業」が北条、北条新田地区で進行しています。

出典:多賀郷土誌

マップ

令和6年3月末現在   
地区名 多賀(たが)
人口 5,400人
世帯数 2,815世帯
自治会数 25
地域自治組織

多賀の地域づくりのあゆみ

 令和元年度のタウンミーティングをきっかけに多賀地区の地域づくりがスタートしました。多賀地区では、各単位自治会で実施していた「盆踊り大会」や「演芸会」などの伝統行事が数多くありましたが、現在は、役員の担い手不足や子どもの参加数の減少により、取り止めや縮小になったことなどが問題となっています。
 また、10年、20年先を見据えた多賀地区のあり方を考えた際に、子どもを交えた「世代間交流」の場づくりの必要性や、空き家や独居高齢者の見守りをどうするかといった地域課題も浮彫りとなり、多賀地区の地域づくりに向けた本格的な話し合いがスタートしました。

 そして、自治会やPTAなど各種団体との横のつながりを強化し、地域の課題を地域で考え、課題解決に向けた取り組みを検討する組織として、令和3年10月に「多賀・未来づくり準備会(以下「準備会」という。)が設立されました。この準備会は、自治会をはじめPTA、民生児童委員、地元事業者など16団体29名で構成され、地域自治組織設立に向けた準備組織として機能しました。

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「多賀を守り育てる会(地域自治組織)」の設立

 準備会は、これからも継続的な話し合いを実施していくため、令和6年2月25日に「多賀を守り育てる会(地域自治組織)」として、パワーアップしました。 

 「多賀を守り育てる会」という組織の名前は、将来の多賀を担う子どもたちに会の名前を考えてもらいたいという想いから、多賀小学校5,6年生に考えてもらいました。一生懸命考えてくれた名前はなんと全部で90を超え、​準備会のメンバーで熱心に話し合った結果、「多賀を守り育てる会」に決定しました。

 今後も引き続き、「安全・安心」「ありがとう」のまちを目指して、多賀地区独自のロードマップをもとに、​誰一人取り残さない地域づくりを進めていきます。

小学生 ボールペン

設立総会 横断幕

 

西条市と多賀を守り育てる会がパートナーシップ協定を締結

 令和6年2月25日、多賀を守り育てる会は、西条市と多賀を守り育てる会が対等なパートナーとして、地域自治の実現と協働によるまちづくりを推進することを目的に、パートナーシップ協定を締結しました。

【協定名】
地域自治の実現および協働によるまちづくりパートナーシップ協定

パートナーシップ協定

 

レーモンド松屋さんを「多賀の夢咲きメッセンジャー」に任命しました

 令和6年5月13日、多賀地区出身のシンガーソングライターであるレーモンド松屋さんを「多賀の夢咲きメッセンジャー」として任命しました。
 任命式では、市長を交えたトークセッションも実施し、多賀地区での思い出や、これからどういう地域になってほしいのか等話し合いました。

レーモンドさんには今後、活動のPRや多賀地区の地域づくりに関わっていただく予定です。

トークセッション ​運動会 

↑地域住民を交えたトークセッション   ↑地域行事で活動をPR          

地域未来ビジョン

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ロードマップは、地域住民に地域の課題などを聞き取ったアンケートや、中学生も交えたワークショップで出た意見を参考に地域全体で作り上げたものです。

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↑中学生も参加したワークショップの様子

組織図

組織図

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主な取り組み

なりたいまちの将来像『みんなでつながる仲良しのまち』

あいさつ運動

 毎月20日(20日が土日祝の場合は、その前の金曜日)の登校時間帯に、愛護班・交通安全協会の方と一緒に通学路に立ち、あいさつ運動及び子どもの見守り活動を行っています。これは、ロードマップに掲げる「地域のコミュニケーションが不足がちであいさつが少ない」という課題に対する解決策として取り組み始めたものです。

 参加したメンバーからは、「子どもたちが元気にあいさつをしてくれ、こちらも元気になった」「あいさつをすることで、地域のコミュニケーションにつながっていると感じた」などの声が聞かれました。

 この活動は、「安心・安全」「ありがとう」のまちを目指し、今後も実施していく予定ですので、参加していただける方はぜひ、公民館までお問合せください。

問い合わせ先:多賀を守り育てる会 事務局 多賀公民館(0898-64-2083)

あいさつ

フェスティバルと盆踊りの統合

 令和5年8月19日多賀小学校にて、多賀地区で初めてとなるフェスティバルと盆踊りを統合した「たがっ子フェスティバル・多賀ぼんおどり」が開催されました。

 この事業は、連合自治会長を実行委員長とする実行委員会が主催ですが、今回、統合する目的として「愛護班の負担を軽減する」「三世代交流を図る」「各種団体で横に連携しつながりを作る」ことに主眼を置き、準備会がサポートを行いました。

 当日は、500人を超える住民が来場し、普段顔も合わせる機会が少ない中で、久しぶりに住民同士の会話が弾むとともに、浴衣をまとった子どもと大人の盆踊りの共演は、世代を超えた交流につながりました。

盆踊り たが

なりたいまちの将来像『子育てしやすく高齢者に優しいまち』

多賀小学校のPTA・愛護班役員と意見交換会を開催しました!

 令和4年10月24日に中央公民館大ホールで、小学校PTA・愛護班役員を対象に意見交換会を開催しました。現在、準備会が作成しているロードマップの基本目標の一つである『子育てしやすいまち』をめざすためには、「今子育てで何が困っているのか」「どういった子育てを望んでいるのか」といった現役の子育て世代の声をロードマップに生かすため、今回開催の運びとなりました。

 座談会  座談会

 当日は、32名の参加のもと、これまでの準備会の取り組みを役員が報告し、その後、8グループに分かれて活発な意見交換が行われました。

 意見の中では、「放課後、子どもたちが集まれる安全な場所がない」「周囲の助けが欲しい時、どこに連絡すればよいか分からなかった」「地域行事をどう継承していくか」など様々な意見が出てきました。これらの意見については、準備会の役員会や全体会でワークショップを開催し、解決に向けた具体的な取り組みを地域未来ビジョンに反映しました。

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