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健康経営に取り組んでみませんか?
健康経営とは
西条市では、企業の「健康経営」を推進しています。
健康経営とは、従業員の健康を重要な経営資源と捉え、戦略的に従業員の健康管理に取り組むことです。
従業員への健康保持・増進を経営的な視点で実践することは、企業イメージの向上だけでなく、従業員のモチベーションの向上や生産性の向上など、組織の活性化をもたらすことが期待されています。
初めから、費用や負担をかける必要はありません。「自動販売機の飲料にカロリー表示」、「ノー残業デーの実施」、「建物内禁煙」など簡単なことから始めてみませんか。
(補足)「健康経営」は特定非営利活動法人健康経営研究会の登録商標です。
健康経営をはじめましょう!(チラシ) [PDFファイル/1MB]
就活生も注目!健康経営は就職希望先の決め手に
今の若年層が就職先を選ぶにあたり重要視しているのは、「従業員の健康や働き方に配慮している」や「福利厚生が充実している」などです。
(出典)平成28年度経済産業省調査
健康経営は少子高齢社会の中で人材を確保するためにも欠かせない取組みであり、健康経営に取り組む企業であることを対外的にアピールすることで、人材確保への効果も期待できます。
中小企業こそ「健康経営」を!
「健康経営は、経費や人員を割くことができる大企業が取り組むもの」と、お考えではありませんか。
少ない人員で成果を出す必要のある中小企業こそ、一人ひとりの従業員の健康管理に取り組む必要があり、また、一度取り組み始めたら、企業全体へ浸透するスピードが速く文化として根付きやすいという側面もあります。
健康経営の始め方
STEP1 自社の現状の確認
まず初めにすることは、自社の健康づくり体制を確認、見直すことです。
「健康診断の実施」、「健診結果の活用」、「生活習慣、禁煙」、「心の健康」などへの取組みはできていますか。
協会けんぽ(全国健康保険協会)愛媛支部が作成した「健康度チェックシート」を参考に確認してください。
自社の現状を確認すると、不足している取組みや重点的に取り組みたい分野などが明確になります。
STEP2 「健康宣言」を実施
現状確認ができたら、「健康宣言」をして、企業として健康づくりに取り組む姿勢を社内外に発信しましょう。
「健康宣言」という決意表明を行うことで、企業一丸となった健康づくりの推進が期待できるほか、健康経営を進めるうえでサポートが受けられたり、銀行の金利優遇措置などの特典が受けられたりします。
※協会けんぽ愛媛支部に加入されている事業所については、下記サイトのとおり「健康づくり推進宣言」の参加企業を募集しています。宣言書をFAX送付すると宣言できます。参加方法などの詳細はこちらをご覧ください。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/ehime/cat070/20171218001
※「健康宣言」を実施していない保険者(健康保険被保険者証を発行している機関)もありますので、ご注意ください。
(実施しているかどうかは、保険者にご確認ください。)
STEP3 健康づくりの推進
社内外に健康づくりを推進することを宣言したら、以下の手順で実際に取組みを実施しましょう。
(1)社内の体制づくり
体制作りについては、経営層を責任者とし、健康経営推進の主管部署を決め、職場単位の推進担当を任命するといった対応になります。
(2)取組みを実行
自社の健康課題を見つけ出し、目標を設定した上で取組みを実行します。
たとえば、「喫煙者が多い」、「健康診断を受けていない社員がいる」、「営業部門に肥満気味の社員が多い」などといった課題を社内で丁寧に見つけ、具体的な取組みを検討する必要があります。
(3)効果検証
個々の取組みについて効果検証を行い、次の取り組みに生かします。すぐに成果が出ないこともありますが、根気強く行っていく必要があります。
※協会けんぽ愛媛支部の健康づくり推進宣言を行った事業所は、毎年の取組みを振り返る実施結果レポートを提出すると、従業員の健康状態を数字で見える化した「健康つうしんぼ」が届きます。
健康づくり推進宣言事業所
令和6年2月29日現在、協会けんぽ愛媛支部の「健康づくり推進宣言」を行った事業者は1,228社あり、そのうち市内事業者数は84社あります。
協会けんぽ愛媛支部は宣言をした事業所のうち、特に優れた取り組みを実施している企業を「健康づくり優良事業所」として表彰しています。
その中でも特に優れた取り組みを実施している事業所を愛媛支部長表彰事業所として表彰しています。
🔶愛媛支部長表彰事業所
株式会社西電(平成30年度)、クラレテクノ株式会社(令和元年度)、ケーアイ株式会社(令和3年度)
(参考)