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【活動報告】第19期 西条市ものづくり科学創造クラブ 

4 質の高い教育をみんなに
ページID:0056061 更新日:2024年4月3日更新 印刷ページ表示

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西条市ものづくり科学創造クラブでは、日常生活では体験することのできないものづくり現場の見学や、実験・工作などを通して、子どもたちが自分で考え行動すること、科学的な発想や創造性豊かな人間性を育むことを目的として、年間7回の活動を実施しています。

工場見学・修了式(3月27日)

8月から続けてきた第19期ものづくり科学創造クラブの活動も今回が最後。

西条市内の工場見学を行いました。

午前中は今治造船株式会社西条工場です。♪

まず、最初に職員の方が会社紹介をしてくれました。

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今治造船は国内の建造業におけるシェアはNO.1。さらには世界でも多くのシェアを占める世界に誇れる造船会社です。

また、西条工場は世界最大級の24,000個積コンテナ運搬船(約400m)を建造でき、こんなに大きな船を作れるのは日本で今治造船だけ。

さらには、東予港⇔大阪南港等を結ぶ「オレンジフェリー」も今治造船が作っています。​

会社説明のあとは、工作をしました。作るのは大型コンテナ船貯金箱です。(ペーパークラフト)

みんな頑張って完成させました。

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貯金箱完成後は、ビデオ鑑賞。

最後にバスに乗り込みいよいよドック内の見学です。

見るものすべてが規格外。

こんな大きなものを西条で作っているなんて驚きですね。

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今治造船の工場見学終了後はSAIJOBASEに戻りお弁当を食べました。

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とてもおいしかったです。😋

 

続いて、午後からは住宅や公共施設のエクステリア製品や産業用パイプを生産している四国積水工業株式会社に行きました♪♪

最初に永森社長が歓迎のあいさつをしてくれました。

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続いて、3つのグループに分かれて、5種類のプラスチックを使っての実験を行いました。

《5種類:ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリ塩化ビニル・ペット・アクリル》

水に浮くのかの実験。(浮くのは誰だ)

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えんぴつ(4B・HB)でキズがつくのかの実験。(証拠を残せ)

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火をつけ、燃えるものと燃えないものの違いの実験。(ファイヤー)

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種類のプラスチックの上に鉄球を落として、割れるものと割れないものの違いを実験。(一撃必殺)

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プラスチックの種類によって、強さや性質が違うことを学びました!

工場の見学では住宅に使われるタイルなどが目の前で出来上がっていく様子に子どもたちは興味津々!

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四国積水工業が持つ高い技術力に驚きながら、真剣にお話を聞いていました(^^)

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工場見学の後は、修了式を行い、第19期ものづくり科学創造クラブの全7回の活動が終了しました。

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1年間、様々な活動をし、楽しかったという言葉を聞けてこちらも大変嬉しいです。

ご協力いただいた保護者の皆様、企業の皆様、先生方、誠にありがとうございました。

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このクラブの活動を通してものづくりのおもしろさを知ってもらい、将来西条を担う立派な大人になってくれることを願っています。

クラブ員の感想

【今治造船】

☆大きな船も小さな船も小さな細かいところまで気を付けて作っているところにびっくりしました。

☆私は見学をしてみて大きいパーツや小さいパーツたくさんの材料や人が集まって一つのものが造られるのがみりょく的だと思いました。

☆この今治造船株式会社西条工場を西条の自慢にしたいと思います。

☆どの重機も迫力がありました。また、青白い光をはなつものもありとてもきれいでした。

【四国積水工業】

☆最初にプラスチックについて知るための実験が楽しかったです。ここで作っているプラスチック製品は身近にあるんだなと思いました。

☆実験などで分かりやすくプラスチックの特長が分かったし、予想もあったので面白く学べました。

☆予想をするのがとても楽しかったですし、実験もできたので良かったです。

☆火で燃えないプラスチックがあったけど、これからもそのしゅるいは増えていくんじゃないかと思いました。

静電気の不思議(1月27日)

12月2日(土曜日)に行われた授業では、静電気の勉強をしました。

授業の担当は大町小学校の渡辺先生です。

子どもたちに静電気の印象を聞くと・・「嫌い」「痛い」「バチバチ」「車のドア」

などなど、あまり良いイメージ持たない回答が多数。

私たちの生活の中でとても身近な静電気。まずは、静電気が発生する仕組みを学びました。

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続いて実験です。

塩化ビニル管をティッシュで擦り、空き缶に近づけます。すると空き缶は逃げていきます。

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続いて、「箔検電器」という道具を使って、静電気を帯びているか観察しました。
静電気を帯びた擦った塩化ビニル管を近づけると、ガラスの中の箔が開きます。

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「バンデグラフ」という静電気発生装置を使うと、蛍光灯が光りました。

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空き缶のプルタブにストローを通し、ふりこを吊るします。静電気を帯びた塩化ビニル管を近づけると、

手も触れずにふりこを動かすことができます。

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みんなで手をつないで実際に静電気を感じる実験も行いました。

静電気を強く感じる子もいれば、そうでもない子もいました。実験は大盛り上がりでした。

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静電気くらげと天使の輪を浮かす実験も行いました。

テープを裂き(くらげ)、スーパーの袋を切って輪っか(天使の輪)を作り、毛皮などでこすった塩化ビニル管で浮かせます。
うまく浮かなかったりと苦戦する姿も見られましたが、次第にコツを掴んでいき、空中にくらげや天使の輪がたくさん浮かんでいました。

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冒頭の子どもたちの感想のとおり、何かとマイナスなイメージを持ちがちな静電気ですが、

空気清浄機、複写機など私たちの生活に欠かせない機械は静電気の力を利用しています。

 

最後に、宮川先生による電子工作を行いました。

静電気に反応して光る「不思議なライト」です。

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初めて、はんだごてを使いました。最初は使い方に苦労していましたが、

わからないことがあれば先生方に手伝ってもらい、完成できました。

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完成したライトは髪や服、机に触れると光ることできます。

クラブ員の感想

★静電気が空気清浄機に役だっているときいてとてもビックリしました。電気は静電気と動電気があることを知りました。

★はじめて「ハンダづけ」ができてよかったです。あたためたらすぐにとけて、楽しかったしスッキリとした気分になりました。こすったら電気がついてすごいなと思いました。はじめはハンダごてがあつくてこわかったけど、だんだんとこわくなくなって楽しくなりました。またハンダごてができる機会があればやってみたいです。 

★一時はどうなるかと思いましたが、後々なれてきてトラブルもあったけどぶじに上手に作れて良かったです。また作る機会があれば今度は妹とやりたいです。

★こすって置いたらライトが光るライトは、すごくおもしろいライトだなと思いました。もっと静電気が利用されているものを見つけてみたいなと思いました。

動画(株式会社ハートネットワーク)

当日は、株式会社ハートネットワーク様が授業の取材に来られました。以下、動画にてご覧ください。

 

コイルをまわせ!~電気と磁石で生まれるチカラ~(12月2日)

12月2日(土曜日)に行われた授業では、電気と磁石の勉強をしました。

授業と工作の担当は玉津小学校の十亀先生です。

まずは、磁石と電気の持つチカラについてお勉強。

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早速、勉強したことをもとに工作に移ります。

作るのは磁石と電気のチカラで動く、世界一シンプルなモーター。クリップモーター(カー)です。

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       【完成前】                 【完成後】

まずは、コイルとなる針金を割りばしに巻いていきます。

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割りばしを抜き、コイルの輪っかが出来ました。

テープで巻き、10cmほど残った線を巻き付けます。

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非常に繊細で大事な作業になるため、先生が上手くできているかのチェックや手助けをしてくれました。

長蛇の列です。

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続いて、コイルの片方にマジックで印をつけて、印側を紙やすりで削ります。

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電池にクリップをテープでくっ付け、クリップにコイルをセット。

コイルの下に磁石を置くと・・・コイルが回ります。

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最初はみんな、なかなか回りませんでした。

ですが、コイルの軸を再度削ったり、先生のアドバイスもあり、徐々に回るようになりました。

最後に応用として車体をセットし車輪に輪ゴムをかけるとクリップモーターカーの完成です。

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難しい作業もありましたが、色々と試行錯誤していくなかで、子どもたちの成長がみてとれました。

クラブ員の感想

◆モーターの仕組みについてよく知れた。家に帰って少しずつ調整したいです。

◆磁石と電気の力がわかってよかったです。次の活動も楽しみです。タブレットなどにもモーターが使われていて面白いと思いました。

◆コイルを回す事が一番難しかった。でも、先生が調節してくれたので車を動かす事まで成功したのでよかったです。

 また、予習で磁界について教わる事ができて良かったです。

◆コイルと磁界という言葉を初めて知りました。はじめは動かなかったけど、最後はなんとか動いて良かったです。

ストローブリッジを作って 強度を競おう!!  (10月21日)

10月21日(土曜日)に行われた授業は、東予高校の先生・生徒とのコラボ回!

詳しくは画像をクリック!!⇩⇩

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光と音(9月16日)

9月16日(土曜日)に行われた授業では、光と音の勉強をしました。

授業の担当は周布小学校の今井先生です。時折マジックを交えながら授業してくれました。

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はじめに色の三原色、光の三原色について学びました。
色の三原色は色を重ねると黒色に近づいていくのに対し、光の三原色は色を重ねると白色に近づくことが分かりました。

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偏光板で色の変化の実験。偏光板はパソコン、携帯電話などの画面(液晶)の表示板として使われています。

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見えない光、赤外線・紫外線の勉強。

私たちが使っているリモコンも赤外線が使われています。私たちの目には見えない赤外線。機器(画面)を介してみると確認できました。

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ブラックライトを使って紫外線の実験。パスポートや栄養ドリンク、最近流行りのパインアメも光っていてクラブ員たちは驚いていました。

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続いて、音の授業を行いました。スピーカーの分解などを行いました。

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声の大きさ測定。

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最後に宮川先生による工作づくりに挑戦です。「リモコンライト」作りました。

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完成したライトは、家のリモコンでも光らせることができます。

クラブ員の感想

◆人の目は三色型だから、四色型の目の世界も見てみたいと思いました。 

◆果物やお金はブラックライトに反応する事が分かりました。 目のさっかくで色が変わる事が面白いと思いました。 

◆音の伝わる板の上にお塩をのっけて、模様ができるのが心に残りました。 音によってできる模様が違っていてきれいだと思いました。

◆光の三原色は赤・青・緑の3色なのだと思いました。パインあめにも色がついていると知りました。初めての参加だったけど楽しかったので良かったです。

◆光は目のさっかくで、うずの真ん中と外側で色が違うように見えるけど、実際は同じ色っていう事がびっくりしました。

半導体(8月26日)

8月26日(土曜日)に行われた授業では、半導体やトランジスタの勉強をしました。

授業の担当は西条小学校の宮﨑先生です。

前回の工場見学の内容を踏まえて、半導体とはどんなものなのか、トランジスタはどんな働きをするのか、教えていただきクラブ員たちは熱心に聞いていました。

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みんなで手をつなぎ、豆電球を点灯させたり、ブザーを鳴らす実験も行いました。
人の体をわずかな電流が流れていき、トランジスタのスイッチング作用と呼ばれる働きにより、豆電球が点灯したり、ブザーが鳴ったりします。

ついた瞬間、大変盛り上がりました。

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トランジスタには色んな大きさの種類があることがわかりました。

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続いて、宮川先生の工作でフラッシュライトを作りました。

慣れないながらも、先生方のアドバイスをもらいながら、完成できました。

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フラッシュライトが暗いところで光るのも、トランジスタのおかげです。

クラブ員の感想

◆電流と電子の流れが逆だということにびっくりした。 

◆僕が一番面白いと思った半導体はトランジスタです。人の体が電気を流すことを知った。

◆光センサーという物で暗いのか明るいのかを判断できるのがすごいと思った。   

◆半導体は半分電気を通すだけじゃなく、トランジスタのように電気を大きくしたりする働きがあってびっくりした。  

◆半導体は、条件によって導体か不導体に変わるところが面白いと思った。       

◆フラッシュライトを作って、暗い場所に行ったら急に光ったりするから面白いと思った。    

工場見学(8月2日)

7月に予定していた第1回の活動は大雨警報発令のため、あいにくの延期となりましたが、 

8月2日、第19期西条市ものづくり科学創造クラブの活動がいよいよスタートしました。

今年度はクラブ員28名で活動を行っていきます。

はじめに、西条市産業振興課の田中課長、続いてクラブの先生方があいさつ。

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今回は市内の工場見学。子どもたちは早速バスに乗車。

向かった先は、ひうちにあるルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング株式会社西条工場。(以下ルネサスという)

ルネサスでは電子部品である半導体を作っています。

半導体と聞いて、なじみが薄いと思いますが、車の制御、テレビ、スマホなどの私たちの生活に欠かせない機械に入っています。

まずは、ルネサス職員の方からの説明や動画を見てお勉強しました。

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半導体は非常に精密に作られているため、作業中わずかなゴミ、ホコリも許されません。

クリーンルーム(作業所)では、全身を覆う服(無塵服)を着て作業します。特別に着させてもらいました。

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質問コーナーでは、たくさん質問していました。

続いて、工場内や展示室を見学。なかなか見られない光景に終始興味津々な様子でした。

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半導体の元となるウエハ材料

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最後はみんなで記念撮影。

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ルネサスの皆さん、ありがとうございました。

 クラブ員の感想

★自分の髪の毛の0.000001以下の大きさなんてすごいなと思いました。

★色々詳しく設置されていたのでわかりやすかった。先生がわかりやすく教えてくれたのですぐわかりました。帰ったら親に話したいです。                

★半導体を作るために有害の物をつけないように色々な対策をしているんだなと思いました。        

★半導体とはそういう性質の金属があるのだろうと思っていました。でも作るまでに多くの工程があると知りびっくりしました。                   

★スマートフォン1台に約150億個の半導体の部品が使われていてびっくりしました。


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