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「西条市ものづくり科学創造クラブ」のご紹介
四国屈指のものづくり都市である西条市では、将来のものづくり産業を支える次世代人材の育成に取り組んでいます。本事業では、市内の子どもたちを対象に、科学やものづくりのおもしろさを知ってもらい、興味関心を高めてもらうことを目的に、工場見学や実験を行うイベントなど、さまざまな活動を行っています。
「西条市ものづくり科学創造クラブ」は、本事業の一環として(株)西条産業情報支援センターと共に平成17年から実施しているもので、日常の生活では体験することのできないものづくり現場の見学や実験、工作などの活動を通じ、子どもたちが自分で考え工夫すること、科学的な発想や創造性豊かな人間性を育むことを目的に、市内の小学5・6年生を対象に実施しています。当クラブは、市内の学校の先生や企業のOBの方など、科学やものづくりに精通している方々にボランティアで協力していただくことにより、子どもたちに分かりやすく伝えることができています。
一年を通し全7回開催するクラブ活動は、毎回テーマに沿って、授業や実験、工作を行います。光や静電気など身近な現象を取り上げ、実験等を交えながら進めていく授業では、ただ授業を受けるだけではなく、実際に見て感じ体験することを通し学んでいきます。また、ハンダゴテなどを使い一から回路を組み立てていく電子工作では、慣れない工作に苦戦しながらも、試行錯誤を繰り返し、ものづくりの難しさや出来上がった時の達成感を味わうことができます。
静電気の実験 |
電子工作の様子 |
そしてクラブ活動のメインでもある工場見学では、市内等の工場を訪れ、ダイナミックなものづくり現場を目の当たりにすることで、どんな人たちが、どんな場所で、どのような技術を使って一つの製品を作り上げるのかを知り、ものづくりのすごさや技術の素晴らしさなど、たくさんの新しい知識を得ることができます。
工場見学の様子 |
当クラブの卒業生からは、「工作をしたり、見学をしたり、いろいろなことを知れておもしろかった。」「科学に対する知識・関心が深まりました。」といった声が寄せられています。
学校では学ぶことの出来ない科学の世界や最先端のものづくり技術を肌で感じ、関心を深めることで、将来の西条市のものづくりを担う人材の育成につながっていくよう、今後も充実した活動を行っていきます。
皆さんの参加をお待ちしています。
第18期ものづくり科学創造クラブ卒業生 |
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