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第1回自然観察会を実施しました!令和元年6月29日

ページID:0055266 更新日:2019年7月8日更新 印刷ページ表示

開催報告

 「干潟の生き物を観察しよう」をテーマに、6月29日(土曜日)、加茂川河口にて自然観察会を開催しました。

加茂川河口干潟をご存知ですか?

 干潟とは、海岸で潮が引いた時に砂または泥が露出している場所のことです。河口域または内湾に多く発達しています。泥に潜ってくらす動物等特異な動植物の生育する場所です。

加茂川河口の位置図  中山川と加茂川河口に発達した西条市禎瑞の加茂川河口西の干潟は、317ヘクタールで県下の干潟全体の44.9%を占めています。
 この干潟は県内最大で、河口干潟としては全国でも6番目の大きさです。
 潮が引くと沖まで1キロメートルほど歩いていけます。ここでは、絶滅危惧種を含め多様な生物が生息しています。
 また、重要野鳥生息地にも指定されており、シギ・チドリ類など多くの鳥が観察されます。環境省の定める生物多様性の観点から重要度の高い湿地にも選ばれています。

第1回自然観察会の様子

 
干潟の天気
 
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雨天のため、予定の日から延期して開催しました。観察会当日も雨が降りそうなお天気でしたが、たくさんの方に参加いただきました。まずは講師の光澤先生より干潟の説明や、入るための注意を聞きます。 干潟へ降り、泥に足をとられながら、干潟に住む生き物を探します。
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石をひっくり返したり、スコップで泥を掘ったりすると、カニなどの生きものがたくさん見つかりました。
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採集した生き物をあつめ、光澤先生に解説してもらいます。観察後は元の場所に放します。 最後に、光澤先生から干潟に住むめずらしい生きものなどの紹介がありました。

【今回観察した生き物】

巻き貝の仲間 ミヤコドリ
マルウズラタマキビ
イボニシ
アカニシ
アラムシロ
二枚貝の仲間 カリガネエガイ
マルミミエガイ
ニッポンマメアゲマキ
シオフキ
クログチ
ゴカイの仲間 チロリ科の一種
多毛類の一種
エビの仲間
スジエビモドキ
ニホンスナモグリ
イソテッポウエビ類
ヤドカリの仲間 ユビナガホンヤドカリ
カニの仲間 マメコブシガニ
トリウミアカイソモドキ
タカノケフサイソガニ
ヒライソガニ
ヒメアシハラガニ
コメツキガニ
チゴガニ
ヤマトオサガニ
その他の仲間 シロスジフジツボ

講師:光澤 安衣子先生(西条自然学校)のコメント

光澤先生の写真

  子どもたちだけでなく、保護者や大人の方も興味を持って観察している様子が印象的でした。小さい子どもたちにとっては、初めてカニを捕まえて触る機会にもなりました。採集された生き物の名前や生態、スナモグリに関する最新の研究について紹介しました。興味を持って観察するといろいろな発見があることを感じていただけたと思います。後半は小雨のため、少し早めに観察を終えたのですが「もっと干潟で観察したかった」という参加者の名残惜しそうな声が聞こえました。

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