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西条バードウォッチング No.71~80
No.71 カッコウ(夏鳥)
全長35cm、さえずりそのままの名前をもつ青灰色の鳥。
カッコウ科の鳥は、他の鳥の巣に卵を産みつけ育てさせる「托卵」の習性をもつことで有名。
托卵する相手はモズ・ホオジロ・オオヨシキリなど。
西条では5月から8月頃、石鎚山系の縦走路など山地で声が聞かれますが、姿はめったに見られません。
No.72 エリマキシギ(旅鳥)
全長雄32cm・雌25cm、春・秋の渡りの季節に見られる中型のシギです。
繁殖期に雄は襟巻状の飾り羽が発達することからこの名前が付きましたが、繁殖地のユーラシア大陸北部以外ではこの襟巻きを見ることはなかなかできません。
西条では秋期に禎瑞や高須の水田地帯で茶褐色の幼鳥がよく見られます。
No.73 ツルシギ(旅鳥)
全長32cm、赤く長い脚とくちばしが特徴のシギです。
春の渡り期に見られる夏羽では全身黒色に換羽します。
よく似たアカアシシギとは大きさ(全長28cm)、くちばしの長さ、飛翔時の翼の模様などで見分けられます。
西条では、禎瑞・氷見蛭子・高須の水田やハス田など淡水域の湿地に時々飛来します。
No.74 ノゴマ(旅鳥)
全長15.5cm、全身褐色を帯びたオリーブ色で、雄では喉の下の赤色が目立ち、「日の丸」というニックネームで呼ばれています。
北海道で夏鳥として繁殖しますが、西条では旅鳥として春と秋の渡りの季節に川沿いの繁みや民家の庭などで見られています。
個体数は少なく、見つけた時の嬉しさは格別です。
No.75 カリガネ(西条に飛来した珍鳥)
全長59cm、よく似たマガン(全長72cm)よりはだいぶ小さく、識別点は目の周囲にある黄色いアイリング、ピンク色をした短いくちばしなどで違いが分かります。
全国的に渡来数の少ない冬鳥で、西条では2006年11月に加茂川河口で発見され、氷見蛭子の農耕地や加茂川河口で翌年3月まで越冬しました。
No.76 サバクヒタキ(西条に飛来した珍鳥)
全長14.5cm、ツグミ科小型ツグミ類に分類される小鳥です。
繁殖地はアフリカ北部から中国西部・モンゴルで、冬期に少数が日本へも渡来します。
西条では1995年12月に禎瑞下組の農耕地で発見され、翌年2月まで越冬。
日本では渡来例の極めて少ない迷鳥で、全国から熱心な野鳥ファンが観察に訪れました。
No.77 ケアシノスリ(西条に飛来した珍鳥)
全長56cm、冬鳥として北日本に少数が飛来する、足が羽毛に覆われている北方系のタカです。
西条では2008年1月に氷見蛭子の広い農耕地に飛来、上空でホバリング(停空飛翔)しながらネズミや小鳥を捕食していました。
居心地が良かったのか、3月頃まで越冬し、多くの野鳥愛好者を楽しませてくれました。
No.78 コウノトリ(西条に飛来した珍鳥)
全長112cm、国の特別天然記念物。
かつては全国に生息したが、現在ではまれな冬鳥。
兵庫県豊岡市では人口飼育して自然復帰させる計画を進めている。
西条市には2009年と2010年の2月に2回、西予市宇和町で越冬し豊岡市へ帰る途中で河原津・北条・蛭子の農耕地と加茂川河口に立ち寄り観察されました。
No.79 オガワコマドリ(西条に飛来した珍鳥)
全長15cm、ツグミ科小型ツグミ類に分類される小鳥で、主にユーラシア大陸北部に生息、日本にはまれな冬鳥または旅鳥として渡来します。
西条では2005年3月に壬生川新川河口の草むらで地元の愛鳥家が発見、4月中旬まで見られたため、県内外から訪れた熱心なバードウォッチャーを楽しませてくれました。
No.80 オオハム(冬鳥)
全長72cm、冬期に瀬戸内海へ多く集まる水鳥です。
潜水してイカナゴを水面に追い上げ、それを追うタイを釣る「鳥持網代魚」(アビ漁)として知られ、広島県の海域は渡来群遊海面として国の天然記念物に指定されています。
西条では1995年4月に渦井川河口に渡来、河原津沖や加茂川河口でもまれに見られます。