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新幹線生みの親 十河信二氏 顕彰シンポジウム

ページID:0001606 更新日:2018年4月1日更新 印刷ページ表示

十河信二先生顕彰シンポジウム
「新幹線生みの親 十河信二さんと西条市」

 平成23年9月24日、西条国際ホテルにおいて、西条市にゆかりがあり「新幹線生みの親」として知られる十河信二氏に関するシンポジウムを開催し、ご遺族から市に寄贈された日本国有鉄道関係史料の意義や、十河氏の功績を広く発信しました。

基調講演
「西条図書館所蔵の十河信二文書-その豊かな内容-」

講師 東京大学名誉教授 原朗氏

基調講演の写真

 基調講演では原名誉教授から、十河氏の生涯に触れるとともに、史料から読み取れる新幹線導入へと向かった国鉄内の流れなどが紹介されました。国鉄総裁就任中の十河氏が多発する鉄道事故や労働争議、新技術の開発など各課題に直面したことを挙げ「政治家との交渉など一つ一つの課題に向き合ったからこそ新幹線導入が実現した」と、十河氏のリーダーシップを高く評価されました。

鼎談(ていだん)
「十河文書の重要性と面白さをめぐって」

東京大学名誉教授 原朗氏
帝京大学教授 加藤新一氏
愛媛大学准教授 山口由等氏

鼎談の写真

 鼎談では、加藤教授は「複雑で巨大な国鉄組織のトップが、どのような情報をもとに経営判断をしてきたかが分かる」と史料の学術的な価値を強調されました。また山口准教授は地域振興の観点からその価値を評価されました。
 原名誉教授は「新幹線から世界の高速鉄道につながった原点が西条市に残った」として、長期的な視点に立った史料の保存や活用の必要性を強調し総括され、貴重な史料が西条市に残された意義と将来の高速鉄道導入についても考える機会となりました。


お問い合わせ
 西条市立西条図書館
 電話:0897-56-2668

 西条市教育委員会 管理部 社会教育課 歴史文化振興係
 電話:0897-52-1628

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