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プレスリリース:西条市の「石鎚黒茶」を含む『四国山地の発酵茶の製造技術』の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財選択のお知らせ
この上記案件について、国の文化審議会では、去る1月19日(金曜日)開催の同審議会における審議を経て、記録措置等を講ずべき無形の民俗文化財として選択することについて、文化庁長官に答申を行いましたので、お知らせします。
名 称
『四国山地の発酵茶の製造技術』
内 容
発酵茶は、茶葉を人為的に発酵させることで酸味のある独特の風味を持たせたもので、石鎚黒茶(西条市)、阿波晩茶(徳島県上勝町、那賀町)、碁石茶(高知県大豊町)など、その製造技術は現在、四国山地の一部地域にのみ伝承されている。
阿波晩茶のように1次発酵させるものと、石鎚黒茶、碁石茶のように、2段発酵させるものがあるが、どちらも微生物により発酵させる地域特色豊かな製茶技術であり、茶の原産地に近いタイやミャンマーの山間部に類似の技術が見られることから、古来の製茶技術を伝えているとも考えられ、わが国の食文化を考察する上で貴重なものとして、選択の答申がなされたものである。
所在地
四国地方
保護団体
特定せず
市内における生産団体
- 西条市生活研究協議会さつき会
- 特定非営利活動法人 就労継続支援B型事業所Visee(ヴィセ)
- 社会福祉法人 西条市氷見福祉協議会障害者事業所ピース