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国史跡 永納山城跡現地説明会を開催しました
平成28年3月19日(土曜日)、国指定史跡「永納山城跡」の現地説明会を開催しました。
現在、西条市教育委員会では永納山城跡の保存・整備に向け、城壁等遺構の状況を確認するための調査を実施しており、今回は、遺跡南東部の3箇所で行った調査成果を公開しました。
当日は天候不良にもかかわらず、説明会場は50人余りの考古学ファンで賑わいました。
永納山城跡の東部頂上から見たトレンチの位置
※トレンチ…調査地のことです。
H27-1トレンチ
H27-1トレンチでは、平成23年度調査で確認されたものに続くと考えられる土塁の一部をトレンチの北半部で検出しました。また南半部では地山を確認し、土塁は調査区全域には広がっていないことが判明しました。
H27-2トレンチ
H27-2トレンチでは、列石や基盤石が良好な形で依存していることがわかりました。しかし、その上部に土塁は確認できませんでした。急傾斜な地山の傾斜や列石の依存状況からすると、土塁が築かれなかった可能性があります。
H27-3トレンチ
H27-3トレンチは、表面観察でも列石の崩落が明らかなところに設定したトレンチで、列石が約80cm~1mずれ落ちている状況がわかりました。
今後について
今年度の調査で明らかにできなかった部分については、調査を継続し、解明に努めていきたいと考えています。