地域自治推進事業

持続可能な暮らしの実現に向けて

　現在、市を取り巻く環境は、少子高齢化への対応、快適な生活環境の整備、安全・安心な暮らしの確保など、さまざまな課題を抱え、その全てを行政が解決することは困難な状況となってきています。

　また、人々の価値観やライフスタイルの変化は、地域で「助け合う」といった住民の共助に対する意識の希薄化を招き、急激に進行する少子高齢化と相まって、多様化、複雑化する地域課題への対応に支障をきたしつつあります。

 　このような状況の中、快適で安全・安心な暮らしを確保するためには、行政だけでなく、地域をよく知る住民が中心となって、地域のことを地域で考え、地域の特性に応じて主体的に取り組み、自ら解決する「地域自治」の実現、そして、市民と行政の協働によるまちづくりの推進が求められています。

 　市では、少子高齢化・人口減少時代の中でも持続可能な暮らしを実現する地域コミュニティを構築し、行政だけでなく、地域をよく知る住民が中心となって、地域のことを地域で考え、地域の特性に応じて主体的に取り組み、自ら課題解決する「地域自治の実現」を目指しています。

地域コミュニティ基本指針（平成31年3月策定）

　本指針は、少子高齢化が深刻化し、人口が減少するという厳しい状況の中でも本市がもつ地域の力が発揮できる環境を整え、市民と行政が互いに手を取り合って支え合いながら、時代に即した新たな地域の枠組みを構築していくための共通の指針として策定しました。

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地域自治組織　～持続可能な暮らしを支える地域コミュニティの構築～

　地域自治組織は、住民の暮らしを地域で守っていくために、自治会をはじめ、地域で活動する団体が、より多くの住民の「参加」のもと、団体同士が横につながることで「連携」し、地域にとって本当に必要なことを 「話し合い」 、 「課題解決」 に向けて取り組むための仕組みです。

　地域自治組織は、「自治会や各種団体だけでは対応できない地域の課題を解決する 」 、 「自治会や各種団体の活動を支える・補完する 」 ために設立し、日常的に顔が見える関係を構築することができる範囲である小学校区や公民館の範囲を基本的なエリアと想定しています。　

　また、地域によって人口や規模、自治会の成り立ちや各種団体同士の関係性など、事情が大きくことなることから、画一的な手法で全市的な展開を行うことなく、地域の伝統や歴史、個性や特徴を大切にし、丁寧な話し合いを重ねながら進めます。

機能・役割

　地域自治組織には、主に以下のような機能や役割があります。

・地域の声を集約し、住民のニーズを把握する。

・地域の課題を発見し、地域内で共有する。

・地域のやるべきことや目指す姿を明確化する。

・多様な主体が世代、性別、立場等を超えて活躍できる場を提供する。

・地域で行われる活動情報を住民に伝え、地域活動への参加を促す。

・さまざまな地域活動を通じ、地域人材の発掘・育成を行う。

・地域のつなぎ役として、地域で活動する各種団体の連携を促進する。

・地域で活動する団体の組織や活動を効率化し、負担の軽減を図る。

・地域内での話し合いを大切にし、一人ひとりが意見を言える立場を充実させる。

・地域住民の主体性や自主性を育む学習機会の提供と充実を図る。

西条コミュニティ通信

　西条市市民活動支援センター（管理運営：NPO法人西条まちづくり応援団）が作成するこの通信では、地域課題の解決に向け、主に各地域で進められている取り組みを紹介しています。

・西条コミュニティ通信vol.1～大町・橘・徳田（田滝）～（令和元年4月発行） [PDFファイル／741KB]
・西条コミュニティ通信vol.2～地域づくりフォーラム～（令和元年4月発行） [PDFファイル／724KB]
・西条コミュニティ通信vol.3～大町・橘・田滝・小松・国安～（令和元年11月発行） [PDFファイル／776KB]
・西条コミュニティ通信vol.4～田滝・国安・多賀～（令和2年3月発行） [PDFファイル／637KB]
・西条コミュニティ通信vol.5～大町・小松・田野～（令和2年3月発行） [PDFファイル／687KB]
・西条コミュニティ通信vol.6～コロナ禍での地域行事等の対応～（令和2年5月発行） [PDFファイル／288KB]
・西条コミュニティ通信vol.7～大町・田野・小松～（令和2年10月発行） [PDFファイル／722KB]
・西条コミュニティ通信vol.8～国安・田滝・小松～（令和3年2月発行） [PDFファイル／737KB]