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【開催報告】令和8年度地域の逸品開発塾
事業概要
西条市では、平成29年度より、商品開発を目指す事業者の皆さまを対象に、「地域の逸品開発塾」を開催しています。
本塾では、地域の特産品・文化・技術などを活かした新商品の開発や、既存商品のブラッシュアップを支援しており、専門家による実践的なアドバイスを受けながら、地域に根ざした“逸品”づくりに挑戦することができます。
講義形式だけでなく、実際に手を動かしながら商品開発を進める実践型のプログラムとなっており、これまでに本塾を通じて開発された商品が実際に販売や提供に結びつくなど、地域の新たな魅力発信につながる成果が生まれています。
地域の素材や技術を活かした商品を生み出すことは、地域経済の活性化にもつながります。
塾の流れ(全4回)
第1回 会社や商品のプレゼンテーションを通じて、今後開発する商品の方向性を明確にします。
第2回 作成した試作品について、ヒアリングと指導を受け、改善点や課題の洗い出します。
第3回 商品のブラッシュアップを行い、完成度を高めます。
第4回 最終調整を行い、商品化に向けた準備を整えます。
塾の特徴
- 専門講師による講義と個別指導
マーケティングやブランディングの基礎から応用まで、実践的な知識を学べます。
- 試作品作りのサポート
アイデアを形にするための試作支援を通じて、商品化への一歩を後押しします。
- 事業者ごとの課題に応じたアドバイス
個別対応で、商品開発の悩みや課題に寄り添います。
講師紹介
株式会社 キッチンエヌ 代表取締役 中村 新

辻調理師学校(現辻調理師専門学校)卒業後、同校教職員として、朝日放送「料理手帳」、TBS「料理天国」を担当。
その後、単身で渡欧。フランス料理「ミストラル」、三ツ星「ル・ガヴローシュ」、一つ星「ル・プールボ」など各地方を料理勉強で渡り歩き、フランス料理「ビストロ・ダジュール」料理長、フランス料理「リオン・ドール」料理長を経て帰国し、神戸でホテル総料理長就任。
良品計画やJR東海フードサービス、UCCグループなど現在の食シーンを牽引する数多くの優良企業の支援や、飲食経営のコーディネート・プロデュースを手掛ける。
地域活性、限界集落対策、食育などを研究する機関からの多岐にわたる食関連調査、社会実験の実施支援なども行っている。
「数字の分かる料理人を作りだすこと」「人々の健康に寄与する食べ物を作りだすこと」を目標とするフードプロデューサー。
有限会社 良品工房 代表 白田 典子

石川県ブランド食材プロデューサー、その他全国各地での講師、審査員、アドバイザー等多数。
大手広告代理店、マーケティング会社に勤め、結婚を機に会社を退職。専業主婦時代を経て、1994年に有限会社良品工房を設立。
2001年、「私たちのほしいものが買えるようになるといいね」の想いから「いいものプロジェクト」をスタートさせ、独自の方法による地域商品の商品評価、販売などを事業化。
地域の商品を販売しながら集めた消費者の声を届けようと、多数の企業や地域活動を支援している。
2010年からは、産地と消費者をつなぐ「場」として、首都圏の商業施設内に直営店を出店。
つくる人、売る人、買う人、三者をつなぐ新しい流通の形を実現するべく、自ら"つくる人"のもとに足を運び、生産者と向き合う日々を送っている。
令和8年度西条市地域の逸品開発塾
第1回(令和8年9月15日(火))
第1回目では、参加事業者から現在の商品や新たに開発を目指す商品について説明いただき、試作品の試食や意見交換を行いながら、今後の商品開発の方向性について話し合いました。
先生方からは、商品の特徴や地域の素材を活かした商品づくりについて、具体的なアドバイスが行われました。
たぬき本舗株式会社 様
長年親しまれてきた「たぬきまんじゅう」の新たな商品展開に向けて、既存商品のパッケージや新商品の方向性について意見交換を行いました。
【次回に向けて講師からのアドバイス】
- これまでの歴史や老舗としての魅力を活かした、昔ながらのパッケージデザインを検討する。
- 新たな味の試作に取り組む。
いしない食育研究所 様
地域の食材である干し柿を活用した「和のシュトーレン」の商品展開に向けて、ほうじ茶や抹茶、きな粉などを使用した試作品の試食を行いました。
【次回に向けて講師からのアドバイス】
- 試作品の中から主力商品とサブ商品を整理し、商品構成を明確にする。
- 干し柿の特徴をより活かした、小さいサイズのシュトーレンの試作に取り組む。
有限会社シティアイズ 様
自社で生産する里芋を活用した新たな加工商品の開発を目指し、試作品の試食や商品コンセプトについて意見交換を行いました。
【次回に向けて講師からのアドバイス】
- 里芋の特徴を活かした焼き菓子として、「里芋サブレ」と「里芋ガレット」の2種類を試作する。
- 原材料の配合や食感を工夫し、里芋の魅力を感じられる商品づくりに取り組む。
第2回(令和8年10月20日(火))
第2回目では、第1回目のアドバイスをもとに作成した試作品についてさらにヒアリングと指導を受け、新商品のイメージや方向性をより明確にしていきます。
また、試作品の調理を行いながら助言を行うとともに、販売時のターゲット層やパッケージについても提案を行いました。
たぬき本舗株式会社 様
たぬきまんじゅうの新たな味や商品展開について、引き続き検討を進めました。
【今後の商品開発に向けた検討内容】
- こしあんやみかん味を基本とし、季節に合わせて芋あんやチョコあんなどの商品展開を検討する。
- 新たな姉妹商品として、バウムクーヘンの商品化の可能性についても検討を進める。
いしない食育研究所 様
干し柿を活用したシュトーレンについて、あんことアールグレイの2種類に絞り込み、試作品の試食を行いました。
【次回に向けて講師からのアドバイス】
- 味の仕上がりは良好であり、よりしっとりとした食感になるよう改良を図る。
- 商品化に向けて、外箱や個包装などの包装資材を準備する。
- 販売を見据え、原価の整理を進める。
有限会社シティアイズ 様
前回のアドバイスを踏まえ、里芋を使用したサブレとガレットを試作しました。
試食では、里芋の風味や食感、商品の形状などについて確認を行い、商品化に向けた方向性を検討しました。
【次回に向けて講師からのアドバイス】
- サブレは「里芋のココナッツサブレ」として、厚さを調整し、食感の改良を図る。
- 完成度の高かった「里芋ガレット」を中心に、形状や製造方法を整え、商品化に向けた試作を進める。
- 次回は形を整えた試作品を用意し、包装資材についても検討する。



