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令和8年度わくわく化学教室を開催しました
株式会社クラレ西条事業所と西条市では、化学のおもしろさ、実験のドキドキ感を多くの方に知ってもらうため、「わくわく化学教室」を開催しています。
第1回 身の回りにある”かがくの種”(8月8日)
今年度第1回目のテーマは、「身の回りにある”かがくの種”」。
市内の小学5・6年生29名が参加し、講師の先生であるクラレ社員の皆さんと一緒に授業や実験を行いました。
身の回りにある”かがく”ってなに?
はじめに、”かがく”という言葉を聞いて何を思い浮かべるかな?という問いかけからスタートしました。
楽しい実験、難しい数式、宇宙など、人によって様々ですが、一言で言えば、「この世界のルールをうまく使って、やりたいことを実現すること」です。
今回の主役は、水に溶ける性質を持つプラスチック(樹脂)の一種であるポリビニルアルコール(通称:ポバール)。
接着剤やのり、偏光フィルムなど、水に溶けるフィルムとして、私たちの便利な生活のあちこちで使われており、なんと世界のポバールの約20%がクラレ岡山事業所と新潟事業所で作られているというすごい素材です。
子どもたちは、このポバールを使って、各班に分かれて3つの実験に挑戦しました。
実験(1) スライムを作ろう
最初のテーマは、スライムを作ろう。
ポバールが主成分である洗濯のりや、ほう砂、水を使って、スライムづくりに挑戦しました。
スライムがぷよぷよになるのは、「ほう砂がポバールをつなげて、水をとじこめる」という化学の仕組みです。


子どもたちは夢中になって材料をぐるぐる混ぜ合わせ、最後に自分の好きな色素やラメを加えて、色鮮やかなオリジナルのスライムを完成させました。

実験(2) 曲面転写に挑戦
続いてのテーマは、水に溶けるフィルム。
水に溶けるポバールフィルムは、サッカー競技場などのグラウンドの芝生を育てる「種まきシート」や、手を汚さず計量いらずで使える「個包装洗剤」など、私たちの身近な場所で活躍しています。
今回は、このフィルムを使った曲面転写の実験に挑戦しました。
まずは、特殊なフィルムに絵を描いていきます。

次に、フィルムに気泡が入らないようU字にして水面に浮かべ、発泡スチロールの玉をフィルムに沈めてゆっくり引き上げると、水圧の力でフィルムが形に合わせて伸び、球体の表面に自分が書いた絵がぴったりと貼りつきました。
世界に一つだけのオリジナルボールの完成です。


実験(3) 光で遊ぼう
最後は、偏光フィルムを使った実験です。
ノートパソコン、携帯電話、携帯ゲーム機など、普段私たちが使用している液晶ディスプレイの多くには、光を通したり遮ったりする偏光フィルムが使われています。
偏光フィルムは、拡大すると「すだれ」のような形をしていますが、その厚さわずか2mmほどの板の中に10枚以上の素材が重なっており、いろいろな方向に向かう光の縦波や横波をコントロールしています。
まずは、透明な小ビンに偏光フィルムを巻きつけると、中にかべができたように見えてクリップがすり抜けていく不思議な実験に挑戦。
これは、偏光フィルムが光を通したり遮ったりする特性を利用したもので、子どもたちからは「すごい!通り抜けた!」と驚きの声があがりました。

続いては、2枚のフィルムを使って光の重なりを学びます。
2枚の偏光フィルムの向きを合わせたり直角に交差させたりすると、光が通って明るくなったり、全く通らずに暗くなったりします。
また、偏光フィルムの上にセロハンテープを好きなように貼り、もう1枚のフィルムを重ねてクルクル回すと、テープの重なり具合によって、万華鏡のようにキラキラと様々な色が変わる様子を楽しみました。


子どもたちは、友達と見せ合ったり、講師の先生と一緒に工夫したりしながら、光と色の不思議について学びを深めました。
修了式
クラレの食堂「さくらテラス」でおいしい昼食を食べた後は、修了式です。

参加者には、「わくわく化学博士」の認定証が授与されました。


「ふしぎに思うこと」「知りたいと思う気持ち」という、身の回りにある“かがくの種”を大切にするクラレ社員の皆さんのわかりやすいお話と楽しい実験に、子どもたちは「楽しかった!また参加したい!」と大満足の様子でした。
優しく丁寧なサポートもあり、さまざまな実験を通して、化学のおもしろさを深く学ぶことができました。

第2回目の教室は、12月頃に開催予定です。対象となる市内小学5・6年生には、学校を通じてチラシを配布します。
次回もたくさんのご応募をお待ちしております!
子どもたちの感想
- 特におもしろかったのは偏光フィルムです。重ねると黒くなったり、セロテープをはると色がいっぱいでたり不思議なことがいっぱいあったけど、説明を聞いてなっ得しました。また一つ知識が増えて、「わくわく化学教室に来てよかった」と思いました。
- 実験に対するわくわく感みたいに「少し先のことをはやくしりたい」ということがまた一つ化学のことが好きになる要因になったと思います。今日やった実験は学校の理科にもいかせそうです。
- 水でとけるフィルムを作っているところがすごいと思いました。



