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令和7年度わくわく化学教室を開催しました

株式会社クラレ西条事業所と西条市では、化学のおもしろさ、実験のドキドキ感を多くの方に知ってもらうため、「わくわく化学教室」を開催しています。
第2回 ペラペラのフィルムは全部同じじゃない!?
~さわって、ためして、発見しよう!~
今回のテーマは、「フィルム」。クラレでは、高い技術によってさまざまなフィルムを製造しています。
クラレ独自の製膜技術が実現した世界初の液晶ポリマー(LCP)フィルムである〈ベクスター®〉をはじめ、電気製品に使われているポリイミド、ペットボトルに使用されるペット(ポリエチレンテレフタラート)、買い物袋などに使用されるポリエチレンなど5種類のフィルムを使用し、実験を行いました。今回も、技術の「クラレ」の社員が講師となって市内小学5、6年生23名が楽しく学びました。
(1) フィルムをさわってみよう
同じような厚みの5種類のフィルム。フィルムを触って、はだざわりや強さ、折り曲げやすさを調べる実験です。まずは、フィルムとフィルムどうしをひっぱる、引っ張りすもう。それぞれのフィルムの強さを予想して、実験結果とちぎれ方やのび方の違いをワークシートに書き込みます。
次にフィルムで飛行機をつくってみます。フィルムで飛行機をつくるのは、みんな初めての経験です。5種類の中から2~3種類を選び、思い思いのフィルム飛行機をつくります。実際に飛ばして、同じ班の子どもたちと距離を競いました。

(2) フィルムを作ってみよう
次は、プラスチックを溶かして、伸ばして、フィルムを作ってみる実験です。グルーガン用の棒状の接着剤(EVA樹脂)を小さくしたものをホットプレートで溶かし、ローラーを使ってクッキングシートの上で伸ばします。冷めたあと、ゆっくりはがすとフィルムの完成です。
(3) フィルムの特性を確かめよう
最後は、フィルムを加熱、水につける、燃やすの3つの実験です。加熱する温度の違いでフィルムの溶け方が違ったり、水をはじいたり、水に溶けたり、燃え方が違ったり、フィルムは熱・水に対してそれぞれ違う特性がありました。それぞれのフィルムが身の回りのどのような製品に使われているかを振り返りながら実験を進めました。


クラレの食堂「さくらテラス」でおいしい昼食を食べた後は、修了式。
参加者には、「わくわく化学博士」の認定証が授与されました。
今回も子どもたちの安全に配慮しながら、講師のクラレ社員の皆さんに実験を丁寧にサポートいただき、化学のおもしろさを学ぶことができました。
次回もたくさんのご応募をお待ちしております。
子どもたちの感想
・先生方がやさしく教えてくださり、すごく分かりやすく、火や水をつかう実験はすごく面白かったです。
・普段の生活で中々出来ないような実験が出来てとても面白かったです。また、フィルムの特ちょうや性質などが知れてとても勉強になりました。はじめてフィルムで飛行機などを作りましたが厚さはあるものは折りにくかったです。ベクスターとポリイミドは電気製品に使われたりするので熱や火などに強いことがわかりました。とても面白かったです。
・プラスチックにも色々な種類があることをこの教室で初めて知りました。ポバールは水に弱いからせんたくせんざいの周りに使われていることをはじめて知りました。さすがに水に弱いプラスチックの種類があるのは知りませんでした。色々なしゅるいのプラスチックにふれることができたし、いろいろと勉強になりました。
第1回 繊維ってなんだろう?(8月23日)
今回のテーマは、『繊維』。クラレでは、高い技術によってさまざまな合成繊維を製造しています。
その代表であるポリエステル繊維に加え、1990年にクラレが世界で初めて工業生産を開始したのが液晶ポリマー繊維「ベクトラン®」。
ベクトラン®は、分子と分子の結びつきが非常に強い液晶ポリマーを原料としていることに由来する高強力な繊維であることに加え、「水を吸いにくい」(低吸湿性)、「伸びにくい」(寸法安定性)、「摩耗に強い」(耐摩耗性)などの特長を備えていることから、NASAの火星探査車の着陸用エアバックやワイヤー代替としてのスリングベルト、各種スポーツ用途などで採用されており、その技術力の高さは、世界各地の多様な産業の発展に貢献しています。
技術の「クラレ」の社員が講師となって授業や実験を行うわくわく化学教室。今回は、市内小学5、6年生27名が参加して楽しく学びました。
実験(1) いろいろな糸にさわってみよう
まず、繊維と布の違い、合成繊維の作り方やどのような所に使われているのか、基本的な知識を学びます。
クラレで製造しているさまざまな合成繊維で作られた糸、布を実際に触ったり、引っ張ったりすることで、それぞれの違いを調べてみます。
次に、合成繊維の布をはさみで切ってみました。ポリエステルで織られた布とは異なり、高強力な繊維で織られた「ベクトラン®」の布は全く切れません。
その違いや、柔らかいのにハサミで切れない布があることを知り、子どもたちからは驚きの声があがりました。
実験(2) 糸をつくってみよう
続いて、さまざまな方法で糸をつくってみる実験です。
1つ目は、ポリエステル綿で繊維を作る実験です。手作業で綿を一本の糸にする作業に子どもたちは夢中で取り組みます。
2つ目は、合成原料を用いてナイロン樹脂を作る実験。2つの合成原料を混ぜ、できた膜をピンセットを使って試験管に巻き取っていきます。私たちの生活に身近なナイロン樹脂のできあがり。
3つ目は、プラスチック樹脂を溶かして、合成繊維を作る実験。ピンセットを使って、細く、長く引き伸ばします。その長さが8メートルにたちした子どもも。伸びたり、縮んだり、繊維の特性を楽しい実験を通して学びました。
実験(3) 繊維を染めてみよう
続いて、さまざまな繊維を染めてみる実験です。
鑑別染料で染めてみると、繊維によって違う色に変化します。
それぞれ実験の答えをワークシートに書き込み、最後に答え合わせをしました。
実験(4) 静電気を追い払おう
最後は、静電気発生装置を使った実験です。
湿度が高い季節のため、講師の方々のデモンストレーションのみでしたが、特殊な布(導電繊維)を身に付けることによって静電気を除去できる実験では、その成功に大いに盛り上がり、子どもたちは興味津々でした。
クラレの食堂「さくらテラス」でおいしい昼食を食べた後は、修了式。
参加者には、「わくわく化学博士」の認定証が授与されました。
講師のクラレ社員の皆さんの丁寧なサポートもあり、さまざまな実験を通して、化学のおもしろさを学ぶことができました。
次回もたくさんのご応募をお待ちしております。
子どもたちの感想
・色々な種類の糸をさわったり、ひっぱたりして、全部さわりごごちがちがったり、のびたり、のびなかったりして、おもしろかったです。
・繊維の種類を知れて良かったです。繊維を糸にするのは、とても難しかったけどきれいに出来ました。
・静電気の実験でできた静電気を防止する糸があることをはじめて知りました。
・合成繊維の糸ひきでは、すごく長くのびたのでおどろきました。染色はいろんな色になってすごいなと思いました。実験はどれも面白くて楽しかったです。






