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令和6年度わくわく化学教室を開催しました

4 質の高い教育をみんなに
ページID:0114170 更新日:2024年8月23日更新 印刷ページ表示

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 株式会社クラレ西条事業所と西条市では、化学のおもしろさ、実験のドキドキ感を多くの方に知ってもらうため、「わくわく化学教室」を開催しています。

第1回 P・V・A~水に溶ける 光をあやつる 不思議なプラスチック~(8月10日)

 市内の小学5、6年生30名が参加し、クラレの職員が講師となり、一緒に授業、実験を行いました。家族も後方から実験の様子を見守ります。

 はじめに、化学、そして、今日のテーマである「PVA(ポリビニルアルコール)」とは何か、その種類や特性についてお話を聞きました。

 PVAは『ポバール』とも呼ばれ、なんと世界の『ポバール』の40%がクラレで作られています。(但し中国は除く)

 この『ポバール』を使って、各班に分かれて3つの実験に挑戦しました。

 実験(1) スライムを作ろう

 洗濯のり(PVA)、ほう砂、水を使って、スライムづくりに挑戦しました。材料の分量が違うと、スライムの硬さも伸びも変わってきます。
 みんな夢中になって、コップを割箸でぐるぐる混ぜ混ぜ。
 最後に自分の好きな色素を加えて、いろんな色のスライムが出来上がりました。

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 実験(2) 曲面転写に挑戦!

 水に溶けるフィルムを使った実験です。水に溶けるフィルムは、芝生の種まき、薬や洗剤の包装、印刷用など私たちの生活の中で使われています。

 まずは、特殊なフィルムに思い思いの絵を描いていきます。
 次に、絵に描いたフィルムを水面に浮かべます。フィルムと水面に気泡が入らないよう、慎重に。
自分で膨らませた風船を沈めて、ゆっくり持ち上げると風船の曲面に自分が書いた絵が貼りついて、世界に一つだけの風船の出来上がり!

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 実験(3) 光で遊ぼう

 ノートパソコン、携帯電話、携帯ゲームなど日常、私たちが使っている製品の多くに使われている偏光フィルム。最後は、この偏光フィルムを使った面白い実験です。

まずは、偏光フィルムと小ビンで出来る不思議な手品。

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 「小ビンの中の黒い壁をクリップが通り抜ける」手品の仕組みは、実は偏光フィルムが光を通したり、さえぎったりすることで、小ビンの中に黒い壁があるように見えたもの。

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 偏光フィルムの特性を学べる面白い実験をもうひとつ。
紙コップの底に偏光フィルムを貼って、2つの紙コップを重ねてクルクルと回したらどう見える?
 片方の紙コップの偏光フィルムにセロハンテープをべたべた貼って、2つの紙コップを重ねてクルクルと回したら、今度は万華鏡のようにいろいろな色がきらきらと光って見えました。
 子どもたちは、友だちと見せ合ったり、講師の先生と一緒に工夫したり、偏光フィルムの特性を楽しく学びました。

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クラレの食堂でおいしい昼食を食べた後は、修了式。
参加者には、「わくわく化学博士」の認定証が授与されました。

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 クラレの講師の先生のわかりやすいお話と楽しい実験を通して、身近な化学を学ぶことができました。
子どもたちは「楽しかった!」、「また参加したい!」と大満足の様子。

今年は、第2回目の教室も開催予定です。

対象となる市内小学5、6年生には、学校を通じてチラシを配布します。

次回もたくさんのご応募をお待ちしております。


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