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新型コロナ流行期の心肺蘇生法および救命講習会

ページID:0081120 更新日:2021年9月7日更新 印刷ページ表示

新型コロナウイルス対応 心肺蘇生法動画

新型コロナウイルス感染症流行期の救命講習会について


はじめに

 新型コロナウイルス感染症に伴い、多くの方々が集まるイベント等の自粛を行っています。今後、西条市消防本部では、感染状況を考慮し講習の形態など一定の制限等を行いながら実施いたしますので、ご理解とご協力をお願いします。

コロナ期の講習会風景写真

コロナ期での講習会風景写真

 

実施対象について

 当面の間は、感染防止に配慮し受講人員や実施場所等を制限させていただきます。また、毎月第3日曜日に実施している「市民救命士養成講習会」は市内在住者が対象です。講習に関することは、最寄りの消防署へお問い合わせください。

その他

 講習当日の自宅での検温、講習会場での検温で37.0度以上の方は受講できません。また、マスクを必ず着用いただきます。

 ※普通救命講習の座学(60分)をインターネット(e‐ラーニング)で受講できます。講習に関する予習や受講時間を短縮するため、下記のリンクを活用し、積極的に受講をお願いいたします。

→→→→WEB講習

 

救命士     コロナ

新型コロナ流行期の心肺蘇生法

基本的な考え方

  • 胸骨圧迫のみの場合を含め心肺蘇生はエアロゾル(ウイルスなどを含む微粒子が浮遊した空気)を発生させる可能性があるため、新型コロナウイルス感染症が流行している状況においては、すべての心停止傷病者に感染の疑いがあるものとして対応しましょう。
  • 成人の心停止に対しては、人工呼吸を行わずに胸骨圧迫とAED による電気ショックを実施しましょう。
  • 子どもの心停止に対しては、講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合には、人工呼吸も実施しましょう。(※子どもの心停止は、窒息や溺水など呼吸障害を原因とすることが多く、人工呼吸の必要性が比較的高いと考えられるため。)

心肺蘇生法の具体的手順

周囲の安全確認

 傷病者がいる場所が必ず安全な場所とは限りません。
 必要であれば自分で安全を確保しましょう。

反応の確認

 傷病者の顔と救助者の顔があまり近づきすぎないように「大丈夫ですか?」「もしもし」など、大声で呼びかけながら肩を軽くたたき、反応の有無を確認しましょう。
(※倒れていたり、反応のない人を見たら、まず心停止を疑いましょう。)

助けを呼ぶ

 反応がなければ大きな声で助けを求めましょう。
 協力者が来たら「119番通報をしてください」や「AEDを持ってきてください」など、それぞれに指示をしましょう。
(※119番通報すると、指令員が次の手順を指導してくれます。)

呼吸の確認

 傷病者の顔と救助者の顔があまり近づきすぎないように注意し、傷病者が普段通りの呼吸をしているか10秒以内で胸やお腹の動きを確認しましょう。

胸骨圧迫

コロナ対応 人工呼吸 

 普段通りの呼吸がなければ、胸骨圧迫をはじめる前にエアロゾルの飛散を防ぐため、ハンカチやタオルなどがあれば傷病者の鼻と口にそれをかぶせましょう。マスクや衣服などでも代用できます。
 胸の真ん中を、重ねた両手で胸が約5cm沈み込むように強く、速く圧迫しましょう。圧迫の強さが足りないと十分な効果が得られないので、しっかり圧迫することが重要です。小児では、胸の厚さの約3分の1沈み込む程度に圧迫します。
 圧迫のテンポは1分間に100~120回です。圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めている間)は、胸が元の高さに戻るように十分に圧迫を解除しましょう。

胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせ

 成人に対しては、救助者が講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合でも、人工呼吸は実施せずに胸骨圧迫だけを続けましょう。
 子どもに対しては、講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合には、胸骨圧迫に気道の確保および人工呼吸を組み合わせ実施しましょう。その際、手元に人工呼吸用の感染防護具があれば使用しましょう。
(※感染の危険などを考えて人工呼吸を行うことにためらいがある場合には、胸骨圧迫だけを続けましょう。)

心肺蘇生法の実施後

 救急隊の到着後に、傷病者を救急隊員に引き継いだあとは、すみやかにせっけんと流水で手と顔を十分に洗いましょう。傷病者の鼻と口にかぶせたハンカチやタオルなどは、直接触れないようにして廃棄するようにしましょう。

 

 


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