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西条市宅地耐震化推進事業について
宅地耐震化推進事業
宅地耐震化推進事業は、国土交通省の補助金である社会資本整備総合交付金(防災・安全)の対象となる事業です。この事業は大地震時が発生した場合、大規模に盛土造成された土地の滑動崩落による宅地被害を軽減するため、「大規模盛土造成地の変動予測調査」および「滑動崩落防止工事」等の費用を補助するために創設されたものです。
事業背景
平成23年の東日本大震災や平成30年の北海道胆振東部地震では、大規模に谷や沢を埋めた造成宅地、または傾斜地盤上に腹付けした造成宅地において盛土全体の地すべり的変動、いわゆる滑動崩落が発生し、住宅や公共施設に被害が生じました。
本市においても南海トラフ地震の発生が心配されており、滑動崩落の可能性がある宅地を把握することが喫緊の課題となっております。
本市においても南海トラフ地震の発生が心配されており、滑動崩落の可能性がある宅地を把握することが喫緊の課題となっております。
大規模盛土造成地マップの作成
このため、本市では令和元年度より大規模盛土造成地の変動予測調査を行い、その調査結果に基づき「大規模盛土造成地マップ」の作成に取り組んでいきます。
また、作成した同マップは令和2年3月までに公表し、市民の皆さんに大規模な盛土造成地の存在を知っていただくことで防災意識を高め、災害の未然防止や宅地被害の軽減につなげるよう、安全・安心に暮らせるまちづくりを推進していきます。
注意事項
この「大規模盛土造成地マップ」は、宅地造成前後の地形図や航空写真を比較しておおむねの位置と規模を示したものであり、危険な箇所を示したものではありません。
また、大規模盛土造成地内の土地に対して特別な手続きは必要ありません。
大規模盛土造成地とは
国土交通省が取りまとめた「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドラインおよび同解説」では、盛土造成地のうち、以下のいずれかの条件に該当するものを大規模盛土造成地として位置付けています。
※ 画像は、「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドラインおよび同解説」より引用