神奈川県在住/会社員 40代 男性
大学進学と同時に西条を離れ、もう西条以外での生活の方が長くなりました。
現在の住まいである神奈川県鎌倉市での生活も18年になりますが、お祭りは皆勤賞で参加しています。
そんな皆勤賞で参加している祭りでも、西条を遠く離れるとなかなか祭りが近づく実感を得られません。
西条にいれば毎週のようにだんじりを見たり触れたりでき、次第に気分も高まるでしょうが、鎌倉では金木犀の香りや、西条の友人やネットからの情報くらいしかありません(当然だし、自業自得ですが…)。
そのため、祭り前に鎌倉の中で西条や祭りを思い起こすようなものを見ると、それだけで気分が高揚します。
例えば、朱塗りの鶴岡八幡宮から本町だんじりを想像したり、荏柄(えがら)天神社のお旅所の案内を見てニヤニヤしたり。
そんな私の一番の楽しみは、だんじりの彫刻、みこし、太鼓台の刺繍の題材ゆかりの場所へ行く事です。
幸い鎌倉には源平合戦、太平記をはじめ、彫刻の題材ゆかりの場所が数多くあります。
その中から、私の大好きな場所をご紹介します。
「鎌倉権五郎景政」(かまくらごんごろうかげまさ)
この人物名だけで、その彫刻を想像できる人はかなりお祭り好きではないでしょうか? 鎌倉権五郎景政が奉られているのが「御霊(ごりょう)神社」です。
神社の目の前を江ノ電が走る光景は、色々なメディアで紹介されています。
(御霊神社)
鎌倉権五郎景政は、後三年の役で右目を射られながらも勇猛に戦った武将で、その武勇などから祭神となりました。福武天皇にこの人物の彫刻があります。
(天皇だんじりの彫刻)
という事は、もちろん横黒にも。
(横黒だんじりの彫刻)
御霊神社のお祭りでは、面掛(めんかけ)行列という、鬼頭の面の様なものを被った行列が行われるのも、ポイントが高いところです。
最後にもう1つ。
毎日ある橋を渡って通勤しています。
なんとも可愛い古川橋です。
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