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来年は帰ろわい (^ω^)/西条まつり 祭りびとの想い(6)
秋田県在住/みゆきさん 30代 女性
大学進学後、西条を離れ、祭りに足を運ばなくなって早10年近く。
「仕事>祭り」になってしまったわたしは、根っからのお祭りっこではなかったのだな…
とさみしい気持ちになっていたのですが、その勝手な負い目や劣等感が和らぐ出来事が。
今年も、祭りが土日に被るにもかかわらず、帰るのが叶わずにいました。
そんな16日の朝。
目が覚めると、1通のメールが。
最近、LINEが主で、メール自体珍しいし、受信時刻は3:14。
件名はなし。
本文は、「元気ですかー?(^◇^)」の一言だけで添付ファイルが1つ。
一見、迷惑メールに見間違える内容。
眠たい目でよくよく確認すると差出人は、Kちゃん(記憶が曖昧だが、3歳くらいから一緒にだんじりついてまわった幼なじみ)。久しく目にしない名に、しばしフリーズ。
添付ファイルをダウンロードするとだんじりの写真が表示され、10年以上振りの幼なじみからのメールであることを認識しました。
びっくりしすぎて、思わず母に電話。
KちゃんかKちゃんのお母さんと会ったりした?と聞いても、特になんかあったわけでもなく。
「祭りが土日に被ったけん、帰っとんやなかろかー?と思って、連絡してくれたんだろう。」とゆーことに落ち着きました。
その後のKちゃんとのやりとりで、
毎年、みゆきちゃん、何しよんやろ~って思いよる (^ー^) 笑
今年も結構歩いたょ (^-^)
これ見て、来年は帰っておいで (^O^)
って、夜の御殿前(川入りから帰って校区ごとに集まるところ※)の写真も送られてきて。
懐かしさでいっぱいなのと、お世話になった人、しばらく分の報告をしたい人がたくさん思い浮かんだので、来年は帰ろうと決めた祭りの名残が尽きない17日の夜なのでした。
※編集者注釈 川入りから帰って校区ごとに集まる…伊曽乃神社祭礼、10月16日の川入りの後、神輿が宮入りを終えると祭りはいよいよ終焉です。この夜は「後夜祭」として、屋台が自由に集合し、名残を惜しんで最後の練りを行う校区や地区があります。