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【高齢者をスマホで見守り】事業を見直します

ページID:0074358 更新日:2021年4月1日更新 印刷ページ表示

「スマートフォンを活用したゆるやかな高齢者見守り支援事業」について ~お知らせ~

 西条市の高齢化率は、2015年に30%を突破し、2025年には35.7%にのぼると予測されており、認知症高齢者の増加も見込まれるなか、認知症高齢者の外出時の安全と家族の安心を確保し、高齢者を地域全体で見守るネットワークづくりが不可欠となっています。

 こうしたことから、認知症高齢者の外出時の安全と家族の安心の確保、捜索時の負担軽減を図ることを目的に、平成30年度から3年間のトライアル事業として、利用者負担額無料で「スマートフォンを活用したゆるやかな高齢者見守り支援事業」を実施してまいりました。この事業は、Bluetoothの電波を発信する小型タグを持った認知症で徘徊が心配される高齢者が行方不明となった場合、タグの発信を感知するアプリ(MAMORIO)をインストールした市民が対象の高齢者に接近した際、電波を受信したスマートフォンから家族に位置情報が届くシステムにより、行方不明時の早期発見・保護につなげる仕組みです。

 事業開始後、実際にタグを所有した方が行方不明となる事案は発生しなかったものの、捜索模擬訓練による捜索時におけるタグの有効性検証の場では、対象者の30m以内に接近すると位置情報が届くため、捜索範囲を限定することができたことから行方不明者役の早期発見につながり、参加者からは、好意的な意見が多く上がりました。一方で、実際には対象者がタグを所有して出かけるとは限らず、また、一般市民を含め多方面にアプリのインストールを協力依頼するなかで、アプリ起動の手間や大量バッテリー消費の点から有効性を問う声も上がり、こうした点は、認知症高齢者がモノを身に付けることや、それに関する周辺機器の扱い方の難しさへの「気づき」となりました。

 したがって、有意義な事業ではありましたが、実状を踏まえ、令和3年度からの本格運用を見送り、小型タグの取扱いについては令和3年3月末をもって終了することとなりました。

 今後につきましては、新たなICTを活用した機器(ツール)の開発状況を注視するとともに、原点である西条市徘徊高齢者見守りネットワーク事業「認知症みまもりねっと」を中心に、引き続き高齢者見守り支援事業を継続してまいります。

 見守りアプリ「MAMORIO」のスマートフォンへのインストールや事業の啓発等ご協力いただきました皆様には感謝を申し上げますとともに、今後とも高齢者の見守り環境の整備にご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

※小型タグの取扱終了に伴い、MAMORIOアプリのアンインストール、およびお手元に関連のチラシがございましたら破棄をお願いいたします。

認知症になっても安心して暮らせるまちを目指して

西条市徘徊高齢者見守りネットワーク事業「認知症みまもりねっと」を実施しています。
みまもりねっとは認知症の方を地域で見守る仕組みです。
詳しくはこちらへ!(認知症みまもりねっと 市ホームページ)

高齢者の見守りに協力していただける企業・団体等を募集しています!

 市内の企業・団体様等で安全・安心情報お届けメールへの登録や、行く不明者発生時に業務に支障のない範囲での捜索協力など、高齢者の見守りにご協力いただける「見守り協力機関」を募集しています。
 詳しくはこちらへ!(見守り協力機関 市ホームページ)

 

♦気になる方をみかけたら…

・「こんにちは」「何かお困りですか?」と優しく、笑顔で、声をかけてみてください。

・行方不明者を発見、または似た方を見つけたら、警察署へ連絡してください。

 

認知症の方とそのご家族が安心して暮らしていくためには、地域のつながりが必要です。

~「明日のわたしのためだから・・・」今、あなたにもできることがある~

地域全体で認知症の方とご家族を見守っていけるよう、皆様のご協力をお願いいたします。

 


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