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西条市版SIBつながり広がるチャレンジ応援事業 令和3年度中間報告会を開催しました
西条市では、まちを元気にするプロジェクトを地域の皆さんからの出資(投資)で応援する、成果型の新しい補助金の仕組み「西条市版SIB」(ソーシャル・インパクト・ボンド)を実施しています。
今年度の西条市版SIBでは、地域内外の皆さまからのご出資・ご協力のもと、≪株式会社一柳、睦TSUMI≫の二社が、地域の社会的課題の解決、ひいてはSDGsの実現につながるプロジェクトに取り組んでいます。
令和3年度西条市版SIB中間報告会
11月26日、各プロジェクトの進捗状況についての中間報告会をオンラインにて開催しました。
報告会では、地域の方々のご協力を得ながら各プロジェクトを着実に進めていること、活動内容や未来像を、事業者の皆さんからご報告いただきました。
参加者の方からは、「成果目標の一つ(人材の採用)の状況は?」、「現在の活動における課題は?」、「アフターコロナに向けた活動計画は?」など、さまざまなご質問をいただきました。
特に、事業者が考える「活動における課題」については、以下のような意見が出ました。
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◎株式会社一柳(老舗こんにゃく店一柳のベトナム文化交流プロジェクト):
新店舗を西条に作る大きな目的は、人と人のつながりや異文化交流の拠点をつくること。商品販売に留まるだけでなく、店内で人が集まるスペースとなるよう意識して建築中です。課題は認知度。もっと工夫して、高めていきたいと思っています。
店長はベトナムのホンさんで、日本人にはない感覚で色々と計画しています。多様な考え方も、もっと広めていきたいです。(株式会社一柳 代表 一柳美枝子氏談)
◎睦TSUMI(睦TSUMIの西条まつり伝統工芸継承プロジェクト):
今回このプロジェクトを通じて、主にネットでイベント参加者やボランティアを募り、色々な人と出会うことが出来ましたが、もっと事業を地域に浸透させていくためにも、協力者を増やしていくことが課題です。
アフターコロナに向け、外部からこの地域に人を呼び込むコンテンツ開発にも取り組んでいきたいと考えています。特に旅行会社やマーケティングが出来る方など、お互いが出来ることを活かして自分が持っていない部分を補いあえるような存在を求めています。(睦TSUMI 代表 石水睦津美氏談)
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今後も引き続き、成果の創出に向けプロジェクトを進めてまいります!
当日の報告資料はこちら
・西条市版SIBつながり広がるチャレンジ応援事業 概要説明
・SIB各プロジェクトの概要と進捗状況の報告
(株式会社一柳 ベトナム文化交流プロジェクト [PDFファイル/5.57MB])
(睦TSUMI 伝統工芸継承プロジェクト [PDFファイル/2.34MB])
取組み中のプロジェクト
■老舗こんにゃく店一柳のベトナム文化交流プロジェクト
https://www.en-try.jp/funds/84
四国中央市で長年営まれる「一柳こんにゃく店」。ベトナムをはじめとする多くの外国人研修生を受け入れる一方で、外国人に対する疎外意識、交流の必要性を感じられてきました。ベトナム・フエ市との友好都市である西条市に新規店舗をオープンし、食、言語、文化の交流コミュニティをつくります!
■睦TSUMIの西条まつり伝統工芸継承プロジェクト
https://www.en-try.jp/funds/85
西条まつりを支える、提灯などの伝統工芸。長い間、技術は引き継がれ西条まつりを彩ってきましたが、職人業界は後継者不足など存続が難しい状況となっています。今回、市内の伝統工芸職人と連携した各種イベントの実施、新たな目線で作る工芸の商品開発を通じ、職人の技術を広め、伝統工芸を次世代につなげます!