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インターネットでの商品購入トラブル
通信販売は非常に便利ですが、購入前に商品を手に取ることができないので、「イメージと違う」「サイズが合わない」などのトラブルになる場合があります。
また、「違うものが届いた」「商品が届かない」などのトラブルが多発しています。
事例1
インターネットでブーツを購入した。商品到着後に着用してみたら、通常よりも小さめのようで、サイズが合わなかった。
業者に返品したいと伝えたが、できないと断られた。
アドバイス
- 通信販売にはクーリングオフ制度がありません。
- 必ず注文前に、条件などの利用規約や返品特約をよく確認してください。返品はそれぞれの業者が決めたルールに従うことになるので、返品不可と書かれていれば、一方的な都合で返品することはできません。
- 返品特約がない場合は、商品到着後8日以内なら消費者が送料を負担して返品することができます。
事例2
インターネットで欲しいブランドのシューズを検索し、最安値の業者に申し込んだ。
すぐに承諾メールが届いたので、業者の指定する銀行口座に商品代金を先払いで振込んだ。数週間後、国際郵便でシューズが届いたが、注文した商品とラインが違うし、作りも雑で本物かどうかも怪しい。業者にメールをしたが返事がない。
アドバイス
- 先払いで振り込むよう指示されますが、銀行振込は一旦お金を振り込むと取り戻すことは極めて困難です。振込先が運営業者と異なっていたり、代表者と違う個人名の場合は特に注意しましょう。
- 日本語のサイトでも海外の業者の場合もあります。日本語表記が不自然なサイトの利用は避けましょう。
- 注文前に業者の連絡先(所在地、電話番号)が明記されているかを確認しましょう。
メールアドレスだけの業者は、連絡が取れなくなる可能性があります。 - 極端な値引きがされている場合は、模倣品の可能性が高いので避けましょう。
- 消費者が自ら事業者に模倣品を返品すると、その行為自体が関税法で禁止されている模倣品の輸出に問われる可能性があるため、返品ができません。