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市長の部屋-市長の発言(令和8年度)

ページID:0133209 更新日:2026年6月18日更新 印刷ページ表示

 

市長の部屋 市長就任にあたっての決意

【はじめに】

 さて、このたび私は、市民の皆さんからの温かいご理解とご支援を賜り、西条市長として市政のかじ取りを担わせていただくこととなりました。その職責の重さに身が引き締まる思いでございます。市民の皆さんの負託に応えるべく、誠心誠意、全身全霊をもって市政運営に取り組んでまいる所存でございます。

 

【市民が主役のまちづくり】

 まず、本定例会は、私にとりまして市長就任後初めての議会となります。市政に対する所信の一端を申し述べる機会をいただきましたことに、心から感謝を申し上げます。

 はじめに、私の市政運営の根元に置く考えを申し上げます。

 本市には、豊かな自然があり、誇るべき産業があり、地域の深いつながりがあります。そして何より、このまちを良くしたいと願う市民がいます。市民は行政の「相手」ではありません。市民は市政の「主体」であります。その市民の力を引き出し、未来へ形にしていくことこそが、私たち市役所の仕事であると確信しております。

 【市政運営の根幹「対話と信頼」】

 こうした認識のもと、私が市政運営の根幹に据えるのは「対話と信頼」であります。市政は、市民の皆さんから信頼されてこそ成り立ちます。市民の皆さんのお声に正面から向き合い、現場に足を運び、課題を聞き、納得しながら前へ進める市政へと立て直してまいります。

【挑戦する市役所への改革】

 また、私は市役所に「挑戦する文化」を取り戻したいと考えております。変動性、不確実性が高まり、先行きが予測できない現代社会において、前例どおりに施策を推進することが、必ずしも責任ある対応とは限りません。私をはじめ、職員とともに新しいことに挑み、うまくいかなかったときも責めるのではなく、ともに振り返り、次へつなげる。失敗を許容し、挑戦を後押しする職場環境を築いてまいります。

 組織の文化は、一朝一夕には変わりません。しかし、市民の皆さんに「市役所は変わった」と言っていただける日を必ずつくる。その覚悟をもって市政に臨んでまいります。

 これらの基本的な考え方のもと、私が掲げる主要な施策について、申し述べさせていただきます。

【生活インフラ重点整備緊急パッケージ】

 最優先で取り組むのは「生活インフラ重点整備緊急パッケージ」であります。私自身が市内各地を歩く中で、「道路が傷んでいて危ない」「通学路が心配だ」「避難所の環境を何とかしてほしい」という声を何度もお聞きしました。こうした市民の皆さんの身近な課題を包括的に解決するため、向こう3年間、生活道路・通学路・学校・子育て施設・避難所環境を重点的に整備してまいります。華やかな政策でなくとも、日々の安心と暮らしやすさを実感していただけるまちをつくることが、私の基本姿勢であります。

 その上で、私は5つの主要施策に取り組んでまいります。

【5つの主要施策】

【1.信頼と対話の市政の実現】

 第一に、「信頼と対話の市政へ立て直す」ことであります。ハラスメント防止条例の制定に着手し、職員が安心して能力を発揮できる職場環境を整えるとともに、重要施策については説明責任と合意形成のプロセスを制度化し、市民の皆さんのご意見が政策に反映される仕組みを構築してまいります。

【2.産業振興と若者定着の推進】

 第二に、「地域の産業を強くし、若者が西条で働き暮らせるまちをつくる」ことであります。農林水産業を「守る産業」から「稼ぐ産業」へと引き上げるとともに、造船・宇宙・陸上養殖など成長分野を支援し、企業の設備投資や新規事業創出を後押ししてまいります。また、奨学金返還支援制度の創設と今治、新居浜、四国中央、そして西条の東予四市の広域連携により、若者が地元で将来を描ける西条を目指してまいります。

【3.命と暮らしを守る安心のまちづくり】

 第三に、「命と暮らしを守る防災、医療、福祉を充実させる」ことであります。子どもから高齢者まで、すべての世代が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる、強くて優しいまちづくりを進めてまいります。南海トラフ巨大地震への備えや浸水対策・事前復興の取組はもとより、巡回・オンライン診療の推進と救急医療体制の強化にも全力で取り組んでまいります。

【4.子どもを真ん中にした未来への投資】

 第四に、「子どもを真ん中に、学びと成長を支える環境を整える」ことであります。未来に向けた学校再編の議論を前に進めるとともに、妊娠期から出産後まで切れ目のない伴走型支援を充実させ、学校・家庭・地域の連携による社会全体での子育て支援を進めてまいります。また、いじめや不登校に悩む子どもたちへの寄り添い支援も強化してまいります。

【5.持続可能な西条の基盤づくり】

 第五に、「次の時代に責任を持つ持続可能な基盤を整える」ことであります。人口減少という大きな課題を見据え、地域の中で支え合える共助の仕組みを広げるとともに、AIデマンド交通や公共ライドシェアの活用で移動手段を確保し、公共施設再編で生まれた財源を市民の暮らしを守る分野へ再投資してまいります。また、西条の宝である地下水と森林を守り、本市が誇る水の恵みを次の世代へ確実に引き継いでまいります。

 以上、私が取り組む市政運営の基本的な考えと、主要な施策の柱を申し述べさせていただきました。しかしながら、これらの諸課題の解決や、本市の発展は、決して私一人の力で成し遂げられるものではありません。市民の皆さんそれぞれが、一歩ずつ、半歩ずつでも前に進んでいただく。そして、その一人ひとりの歩みが積み重なることで、このまちの未来は必ず変わります。市政への信頼を取り戻し、市民の暮らしの足元を守り、次の世代へ投資を続ける。皆さんとともに、その歩みを力強く進めてまいります。


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