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名曲「千の風になって」ゆかりの3市町は、都市間の相互協力と全国に向けた共同情報発信を行うことを目的として、年に一度「千の風サミット」を開催しています。
開催期間:平成21年2月13日~14日
開催場所:新潟県新潟市 ホテルイタリア軒、新潟市民芸術文化会館コンサートホール他
参加者:3市町首長、新井満氏、3市町文化団体外
平成21年2月13日に開催された第1回千の風サミットでは、各市の概要や歌をテーマとしたまちづくり活動が紹介された後、「千の風」の訳詩・作曲者である新井満さんを交えて活発な意見交換がなされ、今後の3市町のより強い連携・交流の意思を確認し、3市町初の共同宣言である「サミット新潟宣言」が採択されました。
また、翌日の14日には、サミットを記念した「第1回千の風音楽祭」が開催され、3市町の音楽・文化団体をはじめ、ゲストの新井満さん他多くのアーティストの方々により、素敵な歌や演奏が披露されました。
開催期間:平成22年2月6日~7日
開催場所:北海道七飯町 大沼国際セミナーハウス、七飯町文化センター他
参加者:3市町首長、新井満氏、北海道アイヌ協会阿寒支部・白糠シノッチャの会の皆さん、3市町文化団体他
平成22年2月6日に開催された第2回千の風サミットには、ゲストとしてアイヌ民族の皆さんをお迎えする機会を得、「千の風になって」の歌の心に通ずる「自然と共生」をテーマとした貴重なお話をいただきました。
また、以前よりサミットにご協力をいただいている(株)朝日新聞社からは、本サミットが一つの契機となって実現した「千の風になったあなたへ贈る手紙」募集事業について、世界17カ国から5,056通の応募があり、大変大きな反響に驚くと同時に、心揺さぶるその素晴らしい作品の数々に感銘を受け、(株)朝日新聞出版との協力の下、表彰記念イベントの開催と作品集の発刊(平成22年3月)について発表がなされました。
本サミットにおいては、歌の心やその力の大きさを再認識するとともに、「千の風になって」を巡る各方面における新たな文化の創出への進展と、今後の3市町のより強い連携・交流の意思を確認し、「サミット七飯宣言」が採択されました。
7日に開催された「千の風フェスティバル」では、各市町の代表のコーラスグループ・演奏楽団などによる素敵な歌・演奏が披露されたほか、新井満さんによる「千の風~もう一つの秘話」と題した素敵な物語の紹介も行われました。
また、その物語の精神の範ともなった北海道アイヌ民族の皆さんをお迎えして「自然と共生」をテーマとした貴重なお話と素晴らしい伝統芸能も披露され、会場の方々に多くの感動を与えていました。
フィナーレは秋川雅史さんの父であり声楽家の秋川暢宏さんの指揮の下、会場全員の「千の風」大合唱により盛大に幕を閉じました。
開催日:平成23年1月29日~30日
開催場所:愛媛県西条市 西条国際ホテル「優宴の間」、西条市総合文化会館大ホール
参加者:3市町首長、新井満氏、(株)朝日新聞社、3市町文化団体の皆さん他
平成23年1月29日~30日、愛媛県西条市で「第3回千の風サミット」および「千の風競演フェスティバル」が開催されました。
29日に開催され3回目を迎えたサミットでは、各市の今後の事業構想について発表がなされました。
3市町がお互いの事業について情報発信等の協力推進を確認したほか、西条市が事業構想として掲げた「千の風になったあなたへ贈る手紙」募集事業の中での「千の風~天国への手紙ポスト」設置構想について、それぞれの地にポストの設置をしてはどうかとの提案がなされました。
この提案が関係市町長や新井満さんをはじめ多くの賛同を得ることとなり、サミット開催以降、初めて3市町共同のテーマに基づく取り組みを実施することで合意がなされました。
そして、「千の風になって」をめぐる新たな文化の創出への進展と、今後の3市町のより強い連携・交流の意思を確認し、「サミット西条宣言」が採択されました。
また、翌日の30日には、実行委員会主催の下、3市町の音楽文化団体の皆さんはじめ、ゲストに新井満さんと西条市出身のテノール歌手秋川雅史さん、同じく西条市出身である日本有線大賞新人賞受賞者レーモンド松屋さんをお迎えして、「千の風になって」ゆかりのまち競演フェスティバルを開催しました。
学生の皆さんや各市民関係団体をはじめ、ゲストの皆さんによるその素敵な歌声と演奏は、会場全体に大きな感動を呼び、参加者や来場者への名曲「千の風になって」ゆかりのまちへの誇りと、温かな心を育む素敵なフェスティバルとなりました。
「千の風サミット」は、「千の風になって」ゆかりのまち3市町すべての地において開催され、それぞれの地で全国に向けての共同宣言がなされました。
今後とも3市町の強い絆と連携の下、この歌の心を伝える取り組みを全国に発信していきたいと考えています。