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第4回「千の風になったあなたへ贈る手紙」の表彰作品全10作品を掲載します。ぜひご覧ください。
※住所、年齢は応募時点のものです。
※題名をクリックすると、作品をご覧いただけます。
※イラストは、西条市立河北中学校美術部の生徒さんに提供していただきました。
千の風になったあなたへ ・・・・・・武智 冷子(愛媛県伊予市・76歳)
幼い子を残して千の風となり、旅立った娘。残された孫のパワーや子育てに心血を注ぐ娘婿の姿に勇気をもらい、関係するみんなを精いっぱい応援したいという決意の手紙。
娘が旅だって約9年。私は拙文を新聞に投稿していますが、娘の事は辛くて書けませんでした。でも娘の生きた証を残したいとの思いが募り、そのタイミングで、このプロジェクトを知り、一気に書きあげました。そのチャンスを与えて下さり、大賞という恐れ多い賞を頂きありがたく思うと同時に、前向きに生きて行くための背中を押して頂き感謝しています。
兄さんがくれた人生・・・・・・齋藤 恒義(兵庫県加西市・70歳)
2人きりの兄弟で、人生の節目節目で温かく手を差し伸べてくれた兄に救われ、兄の死後も兄の心遣いに驚き、感謝の気持ちを示した手紙。
「よう覚えてくれとったなあ」兄の声が聞こえてきます。四十にして一人っ子にしてくれた憎い兄なのに、古希を迎えてから急に思い浮かべては、切ない思いに駆られました。別れの言葉なしに事故で亡くなった兄と話そうと綴った手紙が、思いもかけない賞をいただいたのです。「やったなあ」喜んでくれる兄と感謝する幸せな弟です。
写真できり見たことの無い私のお母さまへ・・・・・・阿部 暢子(東京都港区・79歳)
両親の分まで頂いた私の命。
今年の1月29日で80歳の誕生日を迎えることができました。
この度「表彰作品」にお選び頂けました事は、80歳という節目の何よりの誕生祝を頂戴したと深謝しております。
本当にありがとうございます。
真実・・・・・・太田 貴子(香川県高松市・43歳)
この度、作品に光を当てていただいたおかげで、長い年月を経て、祖母に感謝を伝えられたような気がします。中華料理屋さんはなくなってしまいましたが、祖母との思い出は、あの日のチーズのようにとけることなくいつも私の心にあり『今を生きよ』とエールを送ってくれます。
家族が増えた喜びを一緒に ・・・・・・米山 武志(東京都北区・67歳)
旅立った娘を含め家族みんなで息子2人の結婚を祝い、新しい家族が増えたことを喜び、幸せを共有したいと思いました。娘も息子2人のパートナーも大切な家族だからです。そういう想いを手紙に認めました。受賞のお知らせはその想いが娘に伝わり、娘からの返事のような気がしています。
親愛なるあなたへ・・・・・・石原 宏子(愛媛県西条市・77歳)
遺品の整理・・・・・・平田 マツミ(愛媛県八幡浜市・81歳)
小さな蜜柑の木・・・・・・仕立 浩美(兵庫県神戸市・56歳)
ありがとう~あの日から三十二年夏の雲・・・・・・増田 篤子(北海道富良野市・67歳)
母の散歩・・・・・・伊藤 幸男(神奈川県相模原市・71歳)