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鉄道歴史パークin SAIJO開館10周年記念シンポジウムを開催しました
鉄道歴史パークin SAIJOが平成29年11月に開館10周年を迎えたことを記念し、「新幹線の生みの親」である十河信二先生の功績を顕彰するとともに、十河信二先生ゆかりの当市から四国における新幹線導入に向けた機運の醸成するために、平成29年11月23日、西条市総合文化会館小ホールでシンポジウムを行いました。
【全体テーマ】「四国新幹線の早期実現に向けて~十河信二先生ゆかりのまちから~」
基調講演第1部 「十河信二なくしてSHINKANSENなし」
講演者:髙橋 団吉氏(ノンフィクション作家)新幹線建設計画を実現した十河先生の功績を母校の西条高校での講演会の肉声テープや語録を交えながら、紹介していただきました。
テープ起こし資料のご提供者
西条高校道前会(卒業生の同窓会組織)
ショートミュージカル ミュージカル「走れ!夢の新幹線~キクとシンジの物語~」ショートバージョン
脚本・出演:坊っちゃん劇場・西条市坊っちゃん劇場アカデミー受講生などの皆さま
教育に力を入れた西条市長時代や国鉄総裁に就任した時の記者会見の様子などをミュージカルで表現し、来場者に十河先生の人柄を視覚的に訴えました。
事例紹介 「鉄道を活かしたまちづくり~鉄道の街にいつを再び~」
紹介者:水澤 喜代志氏(新潟市新津鉄道資料館 副館長)
「鉄道」という地域資源を掘り起こし、まちづくりと商店街活性化につなげた取り組みを時系列に紹介していただくとともに、経験に基づいた具体的な提言をいただきました。
基調講演第2部 「四国に新幹線を」
講演者:泉雅文氏(四国旅客鉄道株式会社 取締役会長)
現在、多くの方が抱いていると思われる新幹線に対する誤解や認識不足に対して、丁寧に説明していただき、四国新幹線導入の意義とその効果をご講演いただきました。
当日は、約250名の参加があり、参加者からいただいたアンケートの中には、「十河氏の精神や生きざまは今後も伝えていく必要がある。」や「四国新幹線導入には、地元の熱意が必要だと感じた。」といったご意見やご感想をいただき、多くの方に十河先生の功績や四国新幹線導入の必要性について、ご理解していただくことができました。