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市之川鉱山 ~世界一の輝安鉱鉱山~
市之川鉱山 ~世界一の輝安鉱鉱山~ | 市之川産輝安鉱 | 市之川鉱山 周辺地図 |
立ち入り禁止のお知らせ
現在、市之川鉱山跡の「千荷坑」につきましては、昨年の台風による崩落のため、近づくことが危険な状態となっておりますので、千荷坑付近へは、立ち入らないようお願いいたします。
現地状況
市之川鉱山について
市之川鉱山は現在閉山となっていますが、かつては国内最大級といわれた 輝安鉱鉱山で、現在の西条市市之川地区にあった鉱山です。
明治8年(1875年)から昭和32年(1957年)までの間に、精鉱量(※1)36,700トン、アンチモン量19,000トンを産出しており、なかでも明治15年(1882年)から同30年(1897年)にかけては、国内のアンチモン年生産量(1,000~2,500トン)の約半分を産出しました。
また、歴史的にも古い鉱山で、江戸時代の初期からその存在を知られていました。
さらに「続日本紀」には698年伊豫国からシロメおよびスズカネを朝廷に献上したことが記されています。シロメとはアンチモンのことを指し、伊豫国とは市之川鉱山のことではないかと想像されますが、証明するものがないため断定はできません。
(※1)精鉱とは、鉱石中の不純物を除去し、製錬に適するように品位を高めた鉱石のこと。
お問い合わせ
市之川公民館
〒793-0037 愛媛県西条市市之川6678-1
TEL 0897-56-3300 FAX 0897-56-3300